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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

憧れの人に会いに行く♡

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近江八幡市のボーダレス・アートミュージアムNO-MA主催の「鳥の目から世界を見る」展関連イベントがあった。山口晃さんの「鳥の目で世界を描く―自身の制作からアール・ブリュットまで」という講演に、5月30日に夫婦で出かけた。

 まずは本丸「NO-MA」にて、「鳥の目から世界を見る」展を見て予習。

 ミュージアムの案内がなければ素通りしそうな、町家ミュージアム

 牛乳箱があっても不思議じゃない佇まい。

 玄関先は、ほとんど普通の田舎のおうちだ。

 @300円!でチケットを購入する。安過ぎ!!

 最初の展示作品、山田美智子さんのマーカー作品にのけぞる。ああ〜、これ、欲しいかも、いや、ほしい! こんな絵、ほかに誰も描けないぞ! 

 まず輪郭を描き、目鼻などを描いた後は白く抜き、そのバックに!

 小さいひとたちが、多彩な表情と人格をもってぎっしりと、それはもう、ぎっしりと!! どれだけみても見尽くすことはないくらいに、ぎっしりと!! 遠目で見たら、えらくシンプルなモノクロなのだけど、近づいたら物凄い大作なことが判明するという恐るべき作品だ。

 あまりのインパクトに、これしか頭に残らなかったくらい。

 いやいや、昔の観光案内の鳥瞰図も、レトロ感あふれていて見入ってしまったっけ。郷愁を誘うような水色や、フレンドリーな赤色に目が喜ぶ。

 では2階へ。実は私はエレベーターを利用したが、この趣きある階段は必見。帰りはゆっくりゆっくりと、階段を利用させていただきました。 

 2階には山口晃作品が数点おでまし。豪華。でも等列に並べるのは、感覚的にちょっと違う気がした。やはりアールブリュットではないからか。結果的に本人の意向に沿わなかったとはいえ、高等芸術教育は受けた人だし。

 しかし、この建物の佇まいは、山口晃画伯に似合うかもしれない。

 欄間が入るような空間に、素敵な意匠の桟がある障子。

 その下には、小さな廊下と凝った枠のある窓ガラスにほんのりする。窓からは、離れの展示室でもある蔵が見える。

 2Fから階段にでるスリッパを脱ぐ場所には、直角の欄間?があった。

 土壁にはめ込まれた丸いスイッチ。珍しく夫婦で「かっこいい!!」と意見の一致をみる。

(つづく)