梨木神社へ
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
ということで、地下の売店では何も買わずに「京都迎賓館」を後にした。身の程知らずにVIPの館に行ったからか、場違い感もほんのりと。私はやっぱり人の住まいである「住居」の方が心惹かれるみたいだ。
門をくぐって御所を出ると、
不穏な雲が浮かんでいた。
梨木神社は下鴨神社に先だって、境内にマンションを作った。神社の改築費用の捻出など、経済的に存続して行くための、苦肉の策である。ということで、鳥居の後ろがマンションというシュールな画になっている。
看板の道案内にしたがい、突き当たりを折れる。鳥を描いた灯籠がある。
もうひとつ。こちらは亀か。
このいわくありげな石碑は、上田秋成のもの。
どうやら、彼が晩年を過ごした地らしいのだ。
おおっ、雷様の到来だ。雨も降り始めた。
梨木神社の萩をくぐり抜けて、
ほころびかけたムクゲの花を見つける。
いざ、いそげ! 雷の音が大きくなって来た。