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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

これだけは言っておかねば!

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 久しぶりに私のどストライクゾーンに来たドラマ、「痛快時代劇」を冠するNHK総合 木曜8時からの「ちかえもん」

 スランプ中の初老の近松門左衛門が名作「曾根崎心中」を書き上げるまでのコメディです。さまざまな仕掛けと工夫をぶっこんだ豪華さ。「あまちゃん」ばりに説明アニメも入り、人形浄瑠璃の素晴らしさも満喫できる。

 時代劇ファンなら、何重にも意味づけされた仕掛け(がありそうに思われる)により笑えるかも(私には残念ながら、ひとつしかわからなかったけど)。往年の名作「天下御免」(古すぎて誰もわからない!?)以来のおもしろ時代劇に、昨夜は大興奮!! ドラマを見ないH氏でさえ、爆笑してすっかりお気に入りに。

 だって脚本はあの藤本有紀さん(「ちりとてちん」「平清盛」)、主演は松尾スズキさんと青木崇高さん他、豪華キャスト。

 わが家では「大阪で生まれた女」の替え歌を歌う近松門左衛門松尾スズキ)に爆笑。松尾さんの「顔芸の引き出し」コレクションのアウトプットぶりも素晴らしい。

 藤本さんの脚本だけに、役者陣全員のキャラクターがきらめく。ひとりひとりがそれぞれ、お見事。オープニングの演出も、ドラマの人物と人形の交錯するカットが、ぶっちぎりに美しい。義太夫の語りも、素人には本物の義太夫さんとの違いがわからないくらい巧い。

 人形浄瑠璃の世界も堪能でき、人情の細やかな描写に唸り、近松門左衛門松尾スズキ)の「え゛ーーっ!?」というモノローグが、バラエティありすぎて笑いを抑えられず。もちろん映像美も際立っていて、こまかな演出や小道具も「これでどうやっ!!」というくらい見せてくれます。

 火曜に再放送があるので(NHK総合 午後2時5分)、興味のある方はぜひご覧ください!