まるでイングランドのお屋敷
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今入って来た扉を振り返る。
内側からみても装飾がハンパない。
大理石の柱も重厚で、贅の極みを尽くしてある。
照明デザインも、様々。江戸情緒を残す唐草模様ってこれね。和風の情緒というよりは、むしろ西洋風になじんでいる。
折り返しの壁には、細長い大きなステンドグラスの窓。前田家のこだわりが感じられるお屋敷だ。
あえて色数はひとつだけど、かなり神経をつかったデザインになっている。センスの良さが問われる物件だ。
しかも光に温かみがあり、なんとはなく懐かしい気持ちにすらなる。
これだけデザインに凝り贅を尽くしても、洗練されてエレガントなので、どこか上品。このバランスは素晴らしい。
2階は吹き抜けになっていて、広々。さすがは迎賓館。
こんな立派なお屋敷にいると、昔読んだシャーロット・ブロンテの『ジェイ」ン・エア』の、家庭教師先のロチェスター邸を思い出す。