2階から
重厚なのに清々しいデザイン。床の寄せ木も、なにげなく凝っている。
かわいらしいシャンデリア。シャンでリアには「ゴージャス」という形容詞がつくのが普通なのだけれど、これだけのお屋敷でこういうの、観たことがない。
お屋敷に付きもののマントルピース。ここにも唐草模様が使われているが、それより目を惹いたのが、
この青いタイル。見るからに丁寧な手づくりだ。愛情を注がれて作られました感が、ひしひしと伝わって来る。
花模様のステンドグラスに、花嫁のヴェールのようなカーテンが光に透けてロマンチックだ。
窓の写真は暗く映ってしまったけど、横から撮るとこんな感じ。窓からは昼下がりの光が燦々と。
別の部屋のマントルピース。 青いマントルピースは、部屋のアクセントになっていたが、こちらのは重厚なのに壁紙(クロス)の色と溶け合い、さりげない。素敵。
こちらは大理石で、細工も美しい。感嘆。
フェミニンな応接セット。シンプルだけど洗練された照明。落ち着いた花模様のカーペット。女性用迎賓ルームかも。格天井は客を迎える最上級のおもてなしを表すものらしいが、一部分だけの格天井がかえって上品だ。
三面鏡のついた化粧台と、付属のスズラン型の照明が複数あり、窓からのロケーションは抜群。お化粧する(直す)だけの贅沢な部屋なのか。ためいき。
部屋の真ん中にでーんとベッドを置くだけでも、贅沢なベッドルームに思える。
頭の方向から光が差し込まないように、透かし彫りのシェード付きで細い窓。
カーテンのドレープが、ロマンチック♡ 乙女なカーテン。壁紙も乙女。
一転、こちらは北向きの女中部屋。質素だけど窓側が廊下になっていて、畳の部屋と障子で仕切られているという配慮が見られる。女中さんたちが、過ごしやすいよう考えられている。
別の女中部屋には、ちゃんと床の間だってあった。花嫁修業として習っていたかもしれないお花を生けることもあったかもしれない。
洗濯物を干すベランダも。
廊下にはレッドカーペットが。
こちらは応接室ではなく、書斎。世の殿方憧れの「マイ書斎」だろう。
でもこんなに気持ちのいい部屋が書斎だったら、きっと、フカフカの椅子でうたたね三昧になってしまうよ(汗)