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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

駒場から神保町

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 時計を確認しつつ駒場東大前の駅へ向かう。行きは長く感じた道が帰りは意外に短く、やや余裕があることに気づいた。駅の手前に小さなパン屋さんがあり、今夜と明朝の食事にするパンを購入するため、入店した。京都の「FLIP UP!」を思わせる小ささに、地元の人気店ぽい雰囲気と、こだわりのパン作りの気配がそこはかとなく感じられたからだ。お店は「ル・ルソール」さん。

 案の定、私の前にも2、3人の客がいたが、ほどなく私のあとにも客が若干名続いた。10人入れば満員御礼くらいなので、身動きがやっとの中、素早くパンを選び勘定を済ませ、パンをリュックに入れて、予定の電車に余裕で乗る。井の頭線を渋谷で乗り換え。

 渋谷駅には、東京に来たら見たいと思っていた岡本太郎の壁画「明日の神話」があり、通行人のジャマにならないよう、隅の方で撮影。

 やはりナマで観ると絵の具の盛り上がり方とか、補修跡とかリアルで生々しい迫力が。お急ぎの渋谷駅ご利用の方々、ぼーっと立ってた田舎者のおばさんをご容赦ください(汗)

 半蔵門線に乗り換えて神保町に到着。二十歳前後に2回ほど来たことがある、私にとっては東京の「聖地」。

 古本街をのんびりぶらぶらと歩き、路地裏にまで並ぶ戸外書架に「わああ〜」と思う。これだけ古本屋さんが軒を連ねても、◯◯専門と看板にあるので、棲み分けなどもできているのだろう。今回は時間もないので、ざっと流して歩くのみ。それだけでも充分満足。神保町の空気感を満喫した。へんに欲を出してはいけないので、あえてリサーチもしてこなかったし。

 あっ!! ミニシアター系の映画を観る地方の人間にとっての、憧れの映画館が! 

 

 「岩波ホール」である!

 

 こういうビッグネームがひょいひょい現れる東京の面白さを、たぶん今回初めて満喫した。たぶん今までは、私の知識も観察力も東京に追いついていなかったのだ(汗)

 岩波ホール前の横断歩道を渡り、路地に入ってしばらくの目的地に到着。作家さんの打ち合わせに使われるという憧れの喫茶店、「さぼうる」だ。

 なんと行列待ちの人気店だった。