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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

ウォークツアー「蓮と路地と図子(ずし)」

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

例によって小嶋一郎先生のウォークツアー「蓮と路地と図子」に参加。同伴のれんくみさん、Nさんも、猛暑はげしい時期の京都のウォークツアーに、好き好んで参加を申し込んでくれた猛者である。

 集合場所、烏丸今出川の地下鉄改札口には早めに到着したので、受付と参加費千円を支払い後、もし可能ならと風景印を求めて近くの郵便局を探す。惜しくも通り過ぎてしまったようで時間切れになり、終了後回しにする。

 午前中から3時間弱のツアーだ。同志社キャンパスからスタートし、相国寺や御霊神社を交えながらお公家さんの名前のついた、いろんな小径を歩く歩く、ことになりそう。

 もちろん熱中症予防のためペットボトル2本プラスαを持参したけど、晴れ上がった空の下、終了時にはすべてカラになったのだった。

 西門から入り、まずは小嶋先生の母校でもある同志社キャンパスを、ざっと案内していただく。何回来たかな、定番の見学場所、同志社大学

 「彰栄館」は、アメリカン・ボードの寄付によりD.C.グリーンが設計した建物で、1884年に竣工した。重要文化財

 大きな木陰で資料などをいただき、少し説明を聴く。

 

 周りこんで正面から見た「彰栄館」。煉瓦もきれいに修復されている。

 

 古風な煉瓦が落ち着いた風情のチャペル。重要文化財

 D.C.グリーンによる設計で、1886年6月に竣工したプロテスタントのレンガ造チャペルとしては、日本に現存する最古の建物らしい。どおりで。

 「ハリス理化学館」は、高等教育レベルの理科教育機関設立のためにJ.N.ハリスからの寄付により、ハリス理化学校(理工学部の前身)の校舎として建てられた

 現在は、同志社の歴史と創立者新島襄の今に息づく精神を、貴重な資料によって紹介するギャラリーとなっている。

 A.N.ハンセルによる設計で、1890年7月に竣工したレンガ造の建物。やはり重要文化財に指定。

 むこうに見えるは、威風堂々とした「クラーク記念館」。 

 R.ゼールの設計によるレンガ造で、エントランス上部の欄間には、"Byron-Stone Clarke Memorial Hall"と刻まれており、夫妻の夭折した息子を今も讃えている。

 こちらもまた、重文。

 学長と副学長しか入れないという古びた、もとい歴史ある「有終館」。

 当初は「書籍館」と呼ばれた同志社最初の図書館で、D.C.グリーンの設計により1887年11月に竣工したレンガ造の建物。

 当初は「書籍館」と呼ばれた同志社最初の図書館で、D.C.グリーンの設計により1887年11月に竣工。同じく重文だ。キリスト教の学校らしく、上から見ると十字の形になっているそうだ。

 年配の方多数だけど、みなさんお元気。

 横手に洋館をながめつつ進むのは、

 現在、若冲展をおこなっている「相国寺」だ。