ウォークツアー「蓮と路地と図子(ずし)」
例によって小嶋一郎先生のウォークツアー「蓮と路地と図子」に参加。同伴のれんくみさん、Nさんも、猛暑はげしい時期の京都のウォークツアーに、好き好んで参加を申し込んでくれた猛者である。
集合場所、烏丸今出川の地下鉄改札口には早めに到着したので、受付と参加費千円を支払い後、もし可能ならと風景印を求めて近くの郵便局を探す。惜しくも通り過ぎてしまったようで時間切れになり、終了後回しにする。
午前中から3時間弱のツアーだ。同志社キャンパスからスタートし、相国寺や御霊神社を交えながらお公家さんの名前のついた、いろんな小径を歩く歩く、ことになりそう。
もちろん熱中症予防のためペットボトル2本プラスαを持参したけど、晴れ上がった空の下、終了時にはすべてカラになったのだった。
西門から入り、まずは小嶋先生の母校でもある同志社キャンパスを、ざっと案内していただく。何回来たかな、定番の見学場所、同志社大学。
「彰栄館」は、アメリカン・ボードの寄付によりD.C.グリーンが設計した建物で、1884年に竣工した。重要文化財。
大きな木陰で資料などをいただき、少し説明を聴く。
周りこんで正面から見た「彰栄館」。煉瓦もきれいに修復されている。
古風な煉瓦が落ち着いた風情のチャペル。重要文化財。
D.C.グリーンによる設計で、1886年6月に竣工したプロテスタントのレンガ造チャペルとしては、日本に現存する最古の建物らしい。どおりで。
「ハリス理化学館」は、高等教育レベルの理科教育機関設立のためにJ.N.ハリスからの寄付により、ハリス理化学校(理工学部の前身)の校舎として建てられた
現在は、同志社の歴史と創立者・新島襄の今に息づく精神を、貴重な資料によって紹介するギャラリーとなっている。
A.N.ハンセルによる設計で、1890年7月に竣工したレンガ造の建物。やはり重要文化財に指定。
むこうに見えるは、威風堂々とした「クラーク記念館」。
R.ゼールの設計によるレンガ造で、エントランス上部の欄間には、"Byron-Stone Clarke Memorial Hall"と刻まれており、夫妻の夭折した息子を今も讃えている。
こちらもまた、重文。
学長と副学長しか入れないという古びた、もとい歴史ある「有終館」。
当初は「書籍館」と呼ばれた同志社最初の図書館で、D.C.グリーンの設計により1887年11月に竣工したレンガ造の建物。
当初は「書籍館」と呼ばれた同志社最初の図書館で、D.C.グリーンの設計により1887年11月に竣工。同じく重文だ。キリスト教の学校らしく、上から見ると十字の形になっているそうだ。
年配の方多数だけど、みなさんお元気。
横手に洋館をながめつつ進むのは、