ふたたび仙台、そして盛岡へ
スムーズにバスは走り、思っていたよりも早めに仙台駅に到着した。
よし! こんどこそ、郵便局へ行かなきゃ!
ところが昨日の郵便局にたどり着かない。というか目印にしていたあれこれが見当たらない? おかしーなー??
あっ!! しまった! 駅の反対側なんだ! バスから降りたら、駅の反対出口に行かなきゃならなかったのに! と気づいたときには、もう郵便局に行くだけの時間はなく(泣)
とはいえ、転んでもただでは起きない。バックにビルを従えた五重塔という、シュールな風景をゲット。
駅前でこんな風景に遭遇するとは、さすがは杜の都・仙台だ。新幹線の時間には、まだ余裕があるので、お昼ご飯を調達だ!と、ちょっとハイセンスなお土産物屋さんに潜入&購入。
朝ご飯のバイキングでおなかいっぱい食べたので、それほど空いていなかった。しっかりしたゴハンはパス。ほぼデザートなランチになった。
今度は自由席のある「やまびこ」に乗り込む。
新幹線でゴハンって、けっこう憧れ(笑) 旅はほぼ、在来線なので。「牛タン弁当」でないのが、残念と言えばザンネン。
ずんだ団子、「さくらんぼたっぷりぷるぷるゼリー」、牛乳。
実は朝ご飯で、これは!というのが牛乳だったのだ。東北ではどこでも、牛乳がやたら美味しかった。これはプラスチック容器に入っていたので、ちょっとザンネンだったが。「ずんだ」はやっぱり団子よりは、(帰宅してから食べた)「ずんだ餅」が美味しかったなー。残念な事に、旅の途中で食べる一人分としては多いんだよな〜、ずんだ餅パックは。
加工品とはいえ、これだけサクランボが入ってるなんて、さすがは仙台。
・・・って、サクランボは山形の名産品では??
などと「思考」錯誤しているうちに、14時前に盛岡到着。さすがは新幹線、早いわ〜♪
憧れの盛岡。
ロシア語みたいな「モリウォッカ」。
ユーミンの昔の曲♪「緑の町に舞い降りて」は、10代の頃から私の大好きな歌だったけど、なんと娘のKちゃんも絶賛していたので、親子二代にわたっての愛聴ソング。盛岡は、それだけではない。石川啄木や宮沢賢治ゆかりの土地でもあるのだ。盛岡、盛りだくさん。
わー! 盛岡駅って、こんなにいろんな路線とつながっているのか!
改札をくぐる前に、キップの写真を撮っておく。これらのキップはここで終了。改札をくぐり、明日のために、お得な盛岡〜秋田間のWキップを自販機で購入する。
まずは駅構内から続いているホテルへ、荷物を置きにいかなくては。チェックインには早いと思っていたけど、2時から可能だった。チェックインも済ませ、部屋に荷物をキープ。ここはカンペキな素泊まりなので、朝ご飯のパンも買っとかなきゃ。
盛岡は旅の行程のなかで、一番時間がある場所だ。ぶらっと街歩きをしつつ、風景印をゲットしつつ徘徊する気でいたので、きっちりとした予定は立てていない。行きたい場所もいっぱいあるけど全部はムリなので、時間切れになった時点であきらめることにする。
行きたい場所、その1。
それは駅ビルにある「さわや書店」フェザン店だ。 すごくカワイイものがいっぱいで地元ものが結構あり、観光客にはかなりうれしい雑貨コーナーの裏は地味なのだが(笑)、
表は、(もちろん中もだが)ポップだらけのアツい書店。本も各コーナーに分かれていっぱい! そしてポップもフックもぎっしり! お客さんも年末年始のように混雑している。あかん、こんなとこにいたら時間の経つのを忘れてしまう! タイムリミットのある私には、キケンすぎる場所だ! それでも30分はいてしまった。
ここで岩手の絵葉書を10枚ほど購入し、毎年購入する筑摩の文庫手帖を購入し、書店のチョーおススメ覆面文庫本「文庫X」(すっぽりと「おススメの文章が書かれた紙」で覆われているので、タイトルも著者も不明!)も思い切って買うことに。
レジのおねえさんに、「滋賀県から来ました!」というと感激してくださり、また覆面本「文庫X」が売れていることも教えてくださった。「今朝、TVで紹介されたんですよ」。そんなタイミングで来てしまったのか〜!
カバーもアツいですよ。
*おまけ:「さわや書店」についてのリンク