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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

続・5歳な2歳児

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 なにがなんでも5歳なのだ、これでいいのだ!という決意みなぎる2歳児、「まーくん」の態度に、探偵さんは作戦を変える。

 同い年の超かわいい女の子ちゃんとふたりにし、同じ質問をすれば同化されるのでは?

「○○ちゃん、いくつですか?」

「2さーい!」

「まーくん。いくつですか?」

「5しゃーい!」

「○○ちゃん、いくつですか?」

「2さーい!」

「まーくん。いくつですか?」

「5しゃーい!」

「○○ちゃん、いくつですか?」

「5さーい!」

同化されたのは、超かわいい女の子のほうだった!

 お手上げになった探偵さんは、秘密兵器の幼児担当人員を呼び寄せ、作戦を考えてもらう。

 「これくらいの年齢の子は、反抗期ということも考えられるので、あくまで楽しい場で、遊び感覚で覚えればできようになるかもしれません。」

 そこで先程の異年齢の子たちと「いくつ?2歳!ゲーム」を輪になってスタート♪ 一番目の子が隣の子に「いくつ?」とたずね、訊ねられた子は「2歳!」と答える。それをノリノリで楽しく盛り上げる。最後に順番が回って来た「まーくん」。目を輝かせ、すっかりハイテンションになった「まーくん」は、ついに「2歳!」と口走る。

幼児担当者は、そのときの彼をしっかり観察していた。

「彼は口では2歳と言えますけれど、もしかしたら指でチョキができないから、パーでできる5歳と言ってしまうのではないでしょうか?」

鋭い指摘である。

それからチョキではなく、親指と人差し指で「2才」を手でつくることを教えて挙げ、彼も「2歳」という頻度が高くなって来た。やれやれ、これで探偵さんの任務は果たせたようだ。

最後の仕上げに探偵さんが「まーくん。いくつ?」

「5さーい!」

がっくりする探偵さんに、しかしまーくんのお父さんがオチをつけてくれた。

「ええです、これで。これから5歳になるまでは、これをネタにすることにしますわー」と、和やかにお開きとなったのである。