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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

ムネのすく話。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 かつて読書会メンバーで、「面白い事大好き」という点で非常に意気投合したMさんという人がいる。

 私に「ゲゲゲの鬼太郎花札が、ダイエーのオモチャ売り場にあるよ!」と重要な情報を教えてくれたり、偶然学内で会えば、「ごはん食べにいかへん?」と近くの大衆食堂にさそってくださる、ムネのすくようなお母さんだ。こういうキャラクターのお母さんは、なかなかちょっといらっしゃらないので、彼女と会うととても楽しかった。しかし近年は子どもの学年も違うので、残念ながら滅多にお会いする事もなかった。

 2年ほど前、偶然JRで彼女とその友達と乗り合わせ、ボックスシートで同席し、しかもH氏も一緒だったため、爆笑しつつ目的地までご一緒したことがあった。H氏の投げる笑いのボールをしっかりキャッチしつつ、的確に投げ返してくださる希有な女性なのだ。

 そんな彼女から、久しぶりにメールをいただいた。

 以前私がブログでアツく語ったマンガ『聖☆おにいさん』が、彼女のウチで大ブレイクしたらしい。彼女には一人息子さんがいらっしゃり、『聖☆おにいさん』の影響で、宗教学を学びたいという進路を選ばれた、というのだ。しかもすでに、名門大学の神学部に入学する事が決まっておられるのだ。

 さらにいうなら理系のクラスだったにも関わらず、である。『聖☆おにいさん』恐るべし!

 ご子息ご本人も「人生どうなるか、わからんもんや」とおっしゃっているとか。いやいや、ホントに! でもねえ、考えても、計画たてても、その通りにいかないのも人生だし。寧ろ自分自身から発する物を素直に受け止めて、流れるように生きる方が「強い」かもしれない。

 それに『聖☆おにいさん』は大きなきっかけだったかもしれないけど、基礎になる部分はそれまでの蓄積した何かもあったんだと思うし。

 いやいや、ムネのすくようなお母さんのお子さんは、やっぱりムネのすくような男子だったんだな。打算も損得勘定もなく、自分の思いをまっしぐらに。おもうぞんぶん羽ばたいて、ムネのすくようなカッコイイ、そしてオモロイ宗教者になってくださるのを、愉しみにしていますので。