虹と雪のバラード
「虹と雪のバラード」は札幌オリンピックのテーマソングだった。例によってウィキペディアより引用してみると↓
「虹と雪のバラード」(にじとゆきのバラード)は1972年2月に開催された札幌オリンピックのテーマソングである。作詞は河邨文一郎、作曲は村井邦彦。
1971年3月からNHK『みんなのうた』の「札幌五輪のうた」のコーナーで流された。レコードは(中略)ジャッキー吉川とブルーコメッツやスクールメイツなどの競作で発売されたが、人気と売上はトワ・エ・モワの一人勝ちでこの年の『第22回NHK紅白歌合戦』でもトワ・エ・モワがこの曲を歌った。
トワ・エ・モワ『虹と雪のバラード』はオリンピックの開催に合わせたように徐々に売上を伸ばし、オリコン・チャートの7位まで上昇した。
人が集まるイメージと、町ができあがるイメージなどを盛り込んだ歌としてオリンピック後も人々に親しまれ、時々CMソングとしても流れる事がある。札幌を代表する歌のひとつとしてさっぽろ雪まつりの会場内でも頻繁に流され、ご当地ソングの代表的な例であるといえる。
私は「みんなのうた」でこの曲を聴き、すっかり気に入っていたので、スポーツに関心が薄かったにも関わらず、札幌オリンピックには好印象だった記憶がある。なにしろまだ小学生だったけどローティーンだったので、トワ・エ・モアの歌は、若者っぽくて青春してて、かっこいい!!とあこがれていたのだ。
昨日、バンクーバー・オリンピックが間近になったためか、オリンピック関連の番組がゾクゾク登場している。昨日も、札幌オリンピック(のジャンプ競技)を現在の視点から見るという番組をみていた。そのラストには、やはりこの「虹と雪のバラード」が流れていた。
そのとき、Kちゃんが思わぬツッコミをいれたのだ。
「なんで、オリンピックのテーマソングやのに『バラード』やの? うち、ずっと不思議やったんやけど。なんでこんなクラい歌が、オリンピックのテーマソングなんやろて」
まさに青天の霹靂! 追憶に浸っていた私とH氏には、雷に打たれたようなショックだった。
「いわれてみれば、ほんまやな〜!」
「オリンピックにバラードはないよなー、そのとおりや!」
「あれから何十年もたったけど、今初めて気づいたわ〜!」
たしかに70年代にはあれがトレンドで、なんの不思議も感じなかったけれど、21世紀を生きる新しい人には、理解に苦しむことなのかも。ジェネレーション・ギャップっていうけれど、そのギャップこそが「面白い」んだと思う。お互いにね。