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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

悲喜こもごも

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 昨日2月受験の結果が出そろったので、学校でも塾でも悲喜こもごもの人間模様がみられるそうである。

 「学校でウチは元気にニコニコしてるし、友達が『受かったんやろ? おめでとー!』っていわはったから、『落ちたしー』っていうと、一瞬時間が止まった」。 ダメもととはいえ、わずかな可能性という淡い期待もなくはなかっただろうに、鋼の精神力と不動の安定感のあるKちゃんならではである。

 もっとも受験日以降は、かなりシュミレーションをして、自分なりにセーフティネットを張り巡らせていた。

「塾で、(受験の手応えは)どうやった?って訊かれたから、さっぱりやった、万一受かってたら寒中水泳してあげるわ! って言っといた。そしたら落ちても、あー、寒中水泳せんでもよくてよかった!って思えるやん?」

 昨日も通常通り塾に自習をしにいったので、「寒中水泳せんでもよくなった、って言った?」と帰って来た彼女にきいたら、「あっ!! せっかくのネタを使うの忘れた〜!! 普通に落ちた〜ってゆーてしもた〜」と、非常に残念がっていた。

 「塾は『受かった組』と『落ちた組』にクラスが分かれたし。『落ちた組』で元気なのウチだけやし。そやけど3月の一般入試に向けていかないとあかんのやから、それまでにもう1ヶ月もないし、落ち込んでるヒマはあらへんねん!」 

 

 学校での面白かった出来事を、「もう、ツボにはまってしもて〜!」と笑いながら報告してくれたり、逆境になるほどテンションがあがるヤツ。

でも、その気持ちはDNAを分かち合っている私にもわかる。自分だけのうまくいかなかった事なら、なんとか気持ちの折り合いをつけられる。というより、逆境になれば逆に燃えるのだ。むしろ気を遣ってもらったり、同情されたりする方がイタかったりするのだ。

 Kちゃんのことは、心の中で「近江のがばいばあちゃん」と呼んであげよう。いや〜、オオモノだ! こんなすごいものを間近でみられるなんて、感動的。