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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

プレ京都デビューだ♪

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 Kちゃんと京都駅の伊勢丹(の奥の院)へ制服採寸に行く。伊勢丹の上の階の奥の奥なので、ずいぶん迷ったあげく、採寸場所にたどり着く。奥まった分、静かで落ち着いた場所である。すっかりくつろいでしまった(母のみ)。

 初めてオープンキャンパスに行った時には、けっこうがっかりだったけれど、着てみれば、いやなかなか、と思うのは親バカなのか? 

 たぶん冬服なのできっちり見えるのだ。オープンキャンパスは夏だったからな。私学の制服はバカ高い・・・? と恐れていたのだけれど、思っていた半分くらいで肩のチカラが抜けるほど安心した。(安心しすぎ) シックでおしゃれなブランド制服じゃないけど、それでよろしい。

伊勢丹を出て、駅中を歩く。

「京都って、歩くのむずかしいよな、人ごみの中で人をよけながら歩くのって」

「それ、慣れるから。毎日通ってたら、いやでも慣れる」

「おかーさん、へたやで」

「だってもう、京都に通わなくなって20年以上経つもん。毎日通ってて、慣れへんかったら、その方がおかしい」

「それもそうや」

と、いつもの母娘の弥次喜多道中である。

 地下の東洋亭でハンバーグランチを食べて、ご満悦。ちょっとウインドウショッピングをしてから帰路につくという、ゴージャス(あくまで私たちにとっては!)&チープ(でも値札の桁ちがいなものは、いっぱい見た&触った!)な京都滞在。

 自宅の最寄りの駅に到着する。かねての計画通り、駅裏の不二家でセール中の4個で999円なケーキを購入して、駅表に戻るため、ちょうど降りて来たエレベーターを待つ。

 扉が開いた瞬間、2、3歳の男の子が降りて来てすかさずKちゃんを指差し

「おにーちゃん!!」

とかわいく叫ぶ。間髪入れずお母さんが

「おねえちゃん!!」

と訂正のフォローしてくれたが、Kちゃんは苦笑いしつつ、カラのエレベータに乗り込む。扉が閉まったとたん、私は腰を折って爆笑する。

「ひさびさ、出たねっ! オトコにまちがえられるのっ。しかも子どもに指さしされてっ!」とKちゃんは鼻息荒く、ひとりごちる。

「ええやん、お母さんがちゃんとフォローしてくれはったし」

と笑いつつ、なぐさめる(笑)。

 子どもって、素敵だ。理不尽に思える世の中に、このところ心が斜になりがちなKちゃんも、子どもにはかなわないよね。