相方に逢いに行く。
Kちゃんは2日ほど前、詳細に高校教科書すべてのチェックをした。なかなかいい感じの教科書が揃っているようで、ご満悦である。何がよかった?と聞くと、「理科が一番面白かった」という答え。
私も特に進学したときの教科書ってうれしくて、現国なんて読みふけってしまったものである。でも理科までは見なかったなあ。・・・数学も。
でも課題も終えてしまったら、もうじっとはしていられない。「ウチは家にいる子と違うし! そういうの、全然向いてへんし!」ということで、隣町のSATYに、ローファー(通学靴)などを買いに行く事にした。車中、友達のHちゃんと電話でおしゃべりしているうちに、「生身のBB(Kちゃんの渾名というか呼び名)に逢いたい!」と言われたらしい。「『生身』って(笑) もっと別の言い方あるやろ〜!?」と爆笑していた。
電話の会話は車の中だったので、そのあまりの面白さに私もいちいち笑っていたら、「ここにも約1名笑っている人がいて、運転よろよろでアブナいんですけど〜」とHちゃんに実況中継をしていた。
でもたしかにHちゃんの気持ちはわかるな。Kちゃんは絶対リアルに対話している方が断然面白いもんな。
そこで本日の計画どおり、SATYで私と軽くショッピングをしたあと、Kちゃんをそこからほど近い、ひとりでお留守番をしているHちゃんの自宅まで送ってあげる。
彼女らは小学校の卒業式の後の祝賀会で、1日限りのコンビを結成して漫才をやったが、それはほぼ彼女らの日常の会話そのままといっていいようなものだった。ネタをうんぬん以前の、ナチュラル漫才。爆笑問題風にいえば、Kちゃんが田中、Hちゃんが太田、というところか。
Kちゃんが京都の学校にいくことになったら、もともと京都の人だった転校生のHちゃんは「京都の人って、みんなウチみたいな人ばっかりやし〜!安心し!」と断言していたらしい。
その話を聞いて私は「それはありえへん! Hちゃんみたいな人は1000人にひとりやろ!」と大笑いだった。
Kちゃんも、「ウチも絶対それ違うし、ってゆーたねん。そしたら『え〜? ウチ京都の小学校では、ふつうやて言われてたけど〜?』っていうんやんな」
「それ、いかにも京都らしい底意地の悪さ(?)かもしれへんな」
「またそれに全然気づかへんのも、Hちゃんなんやけどな(笑)」
ところで、私にとってHちゃんは他人のような気がしない。なんかとてもシンパシーを感じるのだ。かなり似ている人種なのだと思う。だからこそKちゃんもHちゃんと気楽に、ナチュラルに付き合っているのだ。Kちゃんとナチュラル漫才ができるのは、実はHちゃんだけではないのだ!!(笑)