遠くで汽笛を
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最寄りの駅からは距離があるけれど、深夜や早朝に、操車場からの汽笛が聴こえることがある。実は、ついいましがたも聴いたばかりだ。
これって、ささやかだけど素敵なことだ。なんともいえない哀感と孤独とリリシズムがある。しかも、ロマンチックだ。
操車場とか、バスターミナルとか、車庫とか、すべて好きだ。終着駅とか終点とかも。
子どもの頃日曜ごとに、路線バスで図書館通いをしていたときの憧れが、いまだに根強く残っているのかも。
遠くの、でも妙によく響く深夜の汽笛を聴くと、子どもに戻ったように、不思議にまっさらの心になるような気がしてわくわくする。
悲しいとき、つらいときには、ぜひ汽笛をきいてみてください。静かに心がリセットできる気がするから。