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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

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以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

『プラネットベイビーズ』に続いて『プレミアム8<紀行> 世界一番紀行 「世界で一番北の町〜ノルウェー」』を、なかば夢うつつにゴロゴロと見る。

 番組内容は以下のとおり↓ 番組HPより。

ノルウェーの首都オスロから北へ約2000kmのスバールバル諸島に、ロングイヤービエンという町がある。北緯78度13分、定住人口をもつ町としては世界最北である。ノルウェー領だが、国際条約により、ビザなしでも自由に働け、住むことができる。さまざまな人々が、さまざまな理由で、海を渡り、この最果ての町に暮らす。人々はなぜ、この極北の町を選んだのか? どんな人間模様があるのか? 旅人が町の暮らしを体験する。

ロングイヤービエンには、38カ国の外国人が住んでいる。移民の彼らが言うには、「ここはオアシス」なのだ。外国人だからという理由での差別もなく、自由で友達も大勢できる。ビザは必要なく、滞在期間にも制限はない。

 ロングイヤービエンの有る、スヴァールバル諸島は、19世紀末まで無人島だったらしい。 しかし20世紀になると石炭採掘が始まり、各国から石炭採掘の利権をめぐりトラブルが多発、法的統治の必要が出てきた。 1920年スヴァールバル条約によってノルウエーの主権が認められ、日本を含む条約締結国の国民は、等しく自由な活動が保障されことになる。

この最北の町で定住を決意した人達には、さまざまな事情や多様なドラマがある。ショッピング・センターと炭鉱で働く人を中心にルポされていた。 

 レポーター役は大高洋夫(役者/鴻上尚史主宰の劇団「第三舞台」の旗揚げメンバー 『轟轟戦隊ボウケンジャー』で敵の大幹部・大神官ガジャ役も!)さん。外国語は不得意だがジェスチャーでフォロー、持ち前の明るさと気さくな人柄で、ガンガン人の輪に入って行く。

 旧ユーゴの内戦で複数の家族メンバーを失った男性は、これ以上家族を失いたくないという一心で祖国を捨てる決意をし、子ども二人とともにこの島にやって来た。ここで仕事をみつけ、新しい伴侶を見つけ、仲間や友達を見つけた。とても人懐っこく明るい人なのだが、実は「思い出すのも辛い」過去を持つ人なのだ。

 ロングイヤービエンでは緯度の関係で、太陽が全く出ない「極夜」が4ヶ月、夜も明るい「白夜」が4ヶ月という気象条件になる。極寒で、シロクマが出没する危険にもさらされる。精神的にも辛いだろう。そういう意味では、決して「オアシス」ではない。ただし経済的には恵まれているようだ。

 たぶん体力を消耗してゴロゴロしていなかったら、そしてテレビをつけていなかったら、ケニアの子育てや世界最北端の町のことなんか、一生知らずにいただろうな。私の「転んでもただでは起きない精神」、いまだ健在だ。