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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

夏の名残

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 台風が少し逸れながら上空を通過すると、空気熱がトーンダウンしてめっきりしのぎやすくなった。砂漠の民のように乾きに苦しむこともなくなり、冷蔵庫の麦茶がほとんど減っていないことに驚いたりしている。

 こんなに過酷な夏でも、夏が終わりに近づく気配がすると、名残惜しい気持ちになるのは、子どもの頃からの「夏の思い出」が、鮮やかすぎるせいかもしれない。

 夏の終わりの儀式は、なんといっても茹でたトウモロコシを、ハモニカを吹くように食べることに尽きる。トウモロコシを茹でる余裕すら、まるでなかったけれど、先週ようやく、ありつくことができた。

 トウモロコシの当たり外れは大きいけれど、今回は大当たりで、スイートコーンとは良く言ったものだと、感心する。あまりに美味しかったので、また1本買って来てしまった。トウモロコシを茹でる余裕、あるのか、私?と突っ込みつつも、季節限定の誘惑にはあらがえず。

 まだ5Pほどしか読んでないけれど、先週H氏が東京行きの新幹線で読む本を所望したので貸してあげた。これが岸本佐知子さん以来の大ヒットだったらしく、大変喜んでもらえた。米原万里さんの『魔女の1ダース』である。

 立場や国が変われば、常識が常識でなくなり、あまつさえ非常識になったりする、というエッセイである。人間の1ダースは12個だけど、魔女の1ダースは13個、とかね。

 よほど面白かったらしく、H氏は現在この本のネタをばらまき中だ(笑)