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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

秋が来れば思い出す♪

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 秋めいて来ると思い出すCMがある。

 70年代の日曜の夜には、洋菓子の不二家の提供で藤子不二雄のアニメが放映されていて、それは『怪物くん』だったり『ウメ星デンカ』だったりした。アニメのクロージングの歌が終了すると、「ああ〜日曜日が終わってしまった・・・」という虚脱感と寂しさがどっと押し寄せてきたものだった。そんな気分に、さらに追い打ちをかける物悲しいCMソング。

 「『週刊新潮』は只今発売中です」という少女の声が途切れるや否や流れる『赤とんぼ』のピアノソロ。谷内六郎画伯の表紙絵の『週刊新潮』が、また一層視覚的にもメランコリックな気分を倍増する。楽しかった日曜日が終了する決定的瞬間である。

 そしてこの気分はオトナになった今も、秋になると思い出すのだ。『赤とんぼ』の流麗なメロディーと谷内六郎画伯の絵が脳内にありありと蘇って来て、「秋だなあ・・・」と胸が痛くなるようなセンチメンタルな気持ちになるのだ。今秋は特に、なにか胸に沁みるようだ。年齢的にも秋、なのかもしれない。