来客の日
年に一度は遊びに来てくださるTさんがやってきた。時間が経つのを忘れるくらい、おしゃべりに興じる。
もともとは、3年ばかり職場の直属の上司だったりしたのだけど、年齢も近かった彼女とタッグを組んだ期間は仕事の上でも黄金の日々だったし、未来を夢見ることもできた幸福な時期だった。たぶんこの時期があったればこそ、次シーズンに全国区で事例発表をするはめになったのかも(依頼があったときには、てっきり何かの間違いかと・・・笑)。
私のどうにもユニークすぎる(?)部分を含めて仕事内容を理解してくださったし面白がってくださった。というか、そのユニークなところが好き、という相性のよさで、後押しも応援もしてくださったのだ。だからたぶん実力以上に、お仕事上展開していけたのだと思う。
彼女は今は私の元元職場に関わるお仕事をされていて、やはり厳しく難しい状況らしい。壊すのは簡単だけど、立て直すのは艱難辛苦のイバラ道だ。
社会学の最先端を目指して資料収集するのは楽しかっただけに、現在の目を覆うばかりになったらしい状態を耳にすると(目にするのはとても耐えられない)、暗澹たる気持ちに。職場に居続けたら内部からの圧力で動けないからフリーな立場にはなったけど、今は時間的に全く余裕がないというジレンマに陥ってしまうという皮肉な状況。
とはいえ、白洲正子展やブリューゲル展の話とかもできて、えらく盛り上がった。やはり持つべき者は友だちだ。昨日もつくづくとそう思う出来事があったのだけど、それはまた。