長浜でくつろぐ。
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
長浜でくつろぐといえば、やはり「中島屋食堂」であろう。でもちょっと早すぎたらしく、のれんが出ていず準備中の札が引っ込んだばかり。はす向かいのお店(そそられる荒物屋さん)で短い棕櫚箒を、となりの雑貨屋さんでホチキスや動物ハンコなどを買い、時間をつぶす。
再度「中島屋食堂」に行き、古い看板コレクション?を眺めながら、しっかりとくつろぐ。壁に貼ってあった「近江毎夕新聞」というローカルな新聞記事のコピーを読むと、まだ戦後食料が配給制だった頃、食堂も配給される食券がなければ入れなかったらしい。しかも食券が使えるのは、官に指定された「外食券指定食堂」のみ。中島屋食堂は、そんな栄えある食堂だったらしいのだ。その時の看板が残っていて、食堂内に陳列されている。
中島屋食堂は、昭和の空気が濃く漂っているので、こんなにくつろげるんだろうなあ。30分ほどの短時間滞在だったけど、ある意味「盆梅展」より濃い時間だったかも。