淡々と日常をする。
私が1号機の原発事故をラジオで聴いたとき、晩ご飯の用意のため台所に立っていた。
「う〜〜ん。たいへんな事態になってしまったのでは」
と思いつつも、ブリ大根を煮込んだり、魚のウロコを取ったり、手を休める事なく家事にいそしんでいた。
今朝もまた2号機がたいへんなことになっているらしい、というニュースを聞き、「どんどん事態は悪化してるかも」とどきどきしつつも、切らしていた日用品や食品を買い足してから出勤するという、タイトロープな家事をしつつの朝時間だった。
職場に行っても、日常業務はまったく粛々とおこなわれ、みなさんもいつもと変わりない。遠くの関西だからのんびりしているといわれればそれまでだけど、こうなってしまったら、浮き足立ってもしょうがないっていうとこはある。
そうそう、先日来注目の「自称・B級探検家」高野秀行さんのブログに、こんなことが書いてあった。
「こういうときこそ日常」(2011.3.11)
あいかわらず地震のニュースはひどい。
でもあまり悲惨な映像を見続けていると精神的に参ってしまうので
必要な情報を得たらテレビを止めて、日常生活をつづけるように
している。
健康で環境にも問題がない私が勝手に疲弊しても意味がない。
(中略)
いずれ被災地でマンパワーが必要とされるときが来るはず。そのためにも自分は自分できちんと維持しなければ。
次の「不安と緊張を和らげるのは笑い」(2011.3.14)も、面白くも意義深いので、ぜひご一読を。