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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

がんばるのではなく♪

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 ちょっと前の話になるけれど、

『応援ソングを高らかに〜I love you & I need you ふくしま(4月29日放送 12:15 - 12:45 NHK総合)』を偶然見た。30分の小さい番組なのに、ぎっしりだった。最初から最後まで(感動の)涙なくしては見られなかった。ホンモノの番組づくりの威力に打ちのめされる。

 幸いな事にH氏は出張、Kちゃんは京都にお洋服ショッピング、おばあちゃんはデイサービスだったので、家にはわたしひとり。心置きなく号泣できた。

 歌だけなら、それ以前にも聞いていたので、それほどでもなかったのだろうけど、番組での、まさに「I love you & I need you ふくしま」の思いだけでユニットが結集し、やむにやまれぬ勢いでつくられた歌のもつ力を思い知らされる。理屈でなく言葉でなく。

 最新音楽ニュース「ナタリー」での番組紹介を引用↓

福島県出身の松田晋二THE BACK HORN)、山口隆サンボマスター)、渡辺俊美TOKYO No.1 SOUL SET)、箭内道彦(クリエイティブディレクター)により結成された猪苗代湖ズ。彼らは東日本大震災で被災した福島を支援しようとチャリティソング「I love you & I need you ふくしま」を配信リリースし、継続的に新バージョンを発表して話題を集めている。

番組では、そんな猪苗代湖ズのメンバーが故郷への思いを語るほか、「I love you & I need you ふくしま」のビデオクリップをオンエア。このビデオは、都道府県数と同じ47人がリレー形式で楽曲を歌っており、日本中が福島を応援しているという気持ちが込められた作品だ。

 そしてまたバンドのメンバーのことばが、ストレートに伝わる。

「今回のことを忘れないために名字を福島に変えようかと思った、本気で」

「最初、『上を向いて歩こう』を避難所で歌ったら、なんだか違うんだよね。とても『上を向く』気分じゃないんだ」

「おれ、この(歌の)出だしのところが一番好きなんだ! いつもここで泣きそうになる・・・。

  ♪ふくしまに ふくしまに ふくしまに

   置いてきたんだ 僕は 本当の自分を♪」

「なにをしたらいいのか、なにを歌ったらいいのかわからない。でも、なんかしたいんだよ、しなくちゃいけないんだ、せずにはおられないんだ!」

 彼らは自分たちで避難所に支援物資を届けたり、自粛ムード全開の3月にも対抗するかのように全力なコンサートをしたり、避難所の体育館に歌を届けたり。

 避難所に生『I love you & I need you ふくしま』が流れだすと、みんな少し笑顔になり、肩を抱き合ったりカラダを揺らしたり。そんなおねえさんたちの隣で、ワンフレーズあとからカラダを揺らし始めたおばあちゃんが、

♪明日から 何かがはじまるよ ステキな事だよ

 明日から 何かがはじまるよ 君のことだよ♪

 の個所でハンカチを顔に押しあて号泣しているのをみて、一緒に泣く。

 そしてラストの47人の各県人が、リレー形式でこの歌を歌うビデオクリップに、またまた、なみだなみだ。短いけれど、リアルですばらしいドキュメンタリーでした。