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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

『おひさま』のみどころ

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 朝のどさくさの最中に、だから5分ほどだが、NHKのドラマ『おひさま』を観たりしている。のめりこんでないのでテレビのそばにいるときのみの、ブツブツの切れ切れ。しばらく観なくても、なんとなく勝手に頭の中でストーリーを繋いだりして、それなりに辻褄をあわせる。

 太平洋戦争以前の話なら、ヒロインの女学校時代はたいてい好きだ。観ていて恥ずかしくなるような大袈裟な台詞だったり、バカバカしいようなシチュエーションだったりしても、憎まれ役の教師がいて、なんらかの事件に巻き込まれたり、不本意ながらも事件を巻き起こしたり、友情を育んだり・・・といった女学校の学園ドラマに、なぜか弱かったりする。所謂「青い山脈」的世界ね。いまは、そういう女学校時代の話だ。

 で、『おひさま』での目下の私的な最大の見どころは「渡辺えり」である。役どころはヒロインとその親友たちが、こっそり買い食いをしておしゃべりに興じる、隠れ家的行きつけのお店である飴屋のおかみだ。

 ここに出て来る飴というのは割り箸にくるくると巻いて食べる、いわゆる水飴なので、これを食べる方々は、ゆるゆるの油断ならない飴に翻弄され、かなり苦労されているのではないだろうか?

 それはともかく。

 飴屋で繰り広げられるあれこれに、飴屋のおかみの出番は少ない。台詞もたいしたものではない。もっとも私が観ているのは半分にも満たないので、もしかしたら私の目の行き届いていないところで、大活躍されている可能性は否めないのだが。まぁどちらにしても、観ていない部分の話はできないので、それはひとまず観てみぬ振りをすることに。

 画面のど真ん中、飴屋の奥のテーブルで繰り広げられるあれこれが、ストーリー上のメインなのだが、画面のすみっこで、あるいは店の表で佇む渡辺えりこと飴屋のおかみさんが、たいへん細かな演技をしているのだ。手を組み替えたり、驚きの表情をしたり、女学生たちの可愛らしさ(もしくはバカさ加減)に、くすくす笑ったり。

 私なんかもう、メインのヒロインをめぐるストーリーをうっちゃらかして、渡辺えりの演技に釘付けである。本末転倒といわれそうだが、勝手に目が吸い寄せられるのだから仕方がない。

 さすがは芸能界の女帝といわれるだけのことはある。同じ劇団員だったトヨエツを泣かせ、元暴走族総長として知られる宇梶剛士を殴っただけのことはある。(ウィキペディアより)

 えりさま、まいりました。