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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

昭和レトロ

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 もう10日以上前の話になってしまい恐縮だけど、それはすてきな小さいお店、『クレバービル』に行った。

 ユースドグッズのお店で、お洋服から雑貨まで、あれもこれも素敵なのは、かわいいもの、ロマンチックな物のテイストが、きらっとしゃんとオトナだからかもしれない。しかもお値段はお手頃。

 お店をひとりで切り盛りしているK子さんがまた、それはおしゃれで、楽しい気持ちのよい方なのだ。めいっぱい楽しみながらも、真摯にまっすぐ人生に向き合う姿勢も。実は密かに心打たれたりしている。

 何を買うというあてもなく、わざわざ出向いたのは、店主のK子さんと少しおしゃべりしたかったのかもしれない。

 K子さんは驚異的にセンスのいい方なので、小さなスペースに大量のモノがあるのに、ごちゃごちゃ感がなく、ひとつの不思議な世界を作っている。ちょっとした結界である。

 なんとなく気持ちが行き詰まったり、八方ふさがりを打破したいとき、私は『クレバービル』の扉をひらく。とくになんら解決を見るわけではないけれど、素敵なモノたちに囲まれ、K子さんとおしゃべりしているだけで、なにか晴れ晴れと帰路につくことが出来る気がする。

 その日も、彼女とひとしきりおしゃべりした後で店内を物色(!)して、久しぶりに恋に落ちる。こころをわしづかみにされたのは、カップ&ソーサーの5客セットだ。

 でも値札がない!? どうしても気になるので、お値段をきいてみたら、

「あー!! それ!! 今日入ったばっかりなんです〜!」と、とってもうれしそうな返答が返ってきた。彼女も買い付けただけあった、当然お気に入りなのだ。(たぶん彼女は自分が気に入るものしか買い付けないような気がする。そういう点は妥協しない人だと思う)

 雰囲気は懐かしいのに、モダンな形。渋い色と模様。もう買うしかないだろう。

 ということで、近頃私の寵愛を一身に受けているカップ&ソーサー↓ 

 

 薄くてはかなげな風情もまた、なんともいとおしい。

 メーカーは SWALLOW (SONE)。たぶん60年代〜70年代のものなので、私の子ども時代とリンクし、昭和レトロな琴線に響いたのだろうと思われる。