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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

シャッフル

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 震災からこっち、というより原発事故からこっち、ほぼすべての主婦は、スーパーに行くのが憂鬱になったのではないか。だって何を買ったらいいのか、まったくわからないんだもの。

 というか、もう腹をくくるしかないのだろうか。今後は放射能と共存して生きて行かなければならないのだと。

 少なくともこれから人生が始まる、といってよいKちゃんは「うちらは放射能と一緒に生きて行かないとあかんし、今のうちになれておかんと」と4月の時点で宣言していた。いや、もちろん慣れるもんじゃないんだけどね。絶望感が大きすぎるのだ。

 「食の安全」に関していえば、放射能だけじゃないし。産廃で汚染された土壌、工業廃水で汚染された水、遺伝子組み換え、病原菌が付着した肉、まっとうでないエサを与えられていた動物たちの肉、保存料や添加物や着色料、残留農薬とかもあるし、そもそも水がどうか?ってこともある。結婚する前からげんなりし続けてきたな、考えてみれば。

 4人にひとりがガンになります、といっていたのが、いつのまにか2人にひとり、と跳ね上がったりしていたんだけど。それ知った時は、びっくりしたよ。あんまり増加のスピードが早かったので。

 原発だけじゃない。いろいろと知らないうちに、あるいはどさくさに紛れてこっそり決まったりしている。もしくは、あまりお知らせしたくないことは、なるべく小さな小さなアナウンスで「ちゃんと国民のみなさまにはおしらせしましたからね」と、言い訳できるようにしたりとか。

「それ、地デジのお知らせより大事やろ〜!?」というようなことを、後で知って「ええ〜〜っ!?」ていうようなことも、けっこうあったりする。

 建築家ヴォーリズ氏の妻で、近江兄弟社学園創立者、一柳満喜子先生は

「よく見る目、よく聞く耳、よく考える頭 よく働く手足」というのを教育目標に掲げてらした。いまほど痛切に、この言葉の重大さを感じ入ったことはない。

 それにしても「安心」とか「信用」とかいえばいうほどウソっぽい。そういえば『原子力安全白書』っていうのがあって、「なぜ『原子力白書』じゃないんだろう?」ってずっと不思議だったっけ。やっと今年わかったよ。

 最近、ますますスーパーで憂鬱になる事態が発生した。野菜売場の産地表示が関東/東北圏産と滋賀県産が抱き合わせに記入されているのだ。もしくは関東から九州にかけての産地が5〜6カ所羅列してあったりとか。

 事態は収束に向かうどころか、ますます混乱の度合いを深めているのかも。世間とは裏腹に、ぜんぜん浮かれ気分になれないあまのじゃくでごめんなさい。