ひがし茶屋街の建物あれこれ
茶屋街の町並みも、面白かった。で、つい歩きすぎたのかも。
金沢ならではの食べ物に「くるま麩」がある。棒状で中心に穴があり、ドーナッツ型に必要な分だけ切り、水に戻して食す。普通の麩よりもグルテンが多いのか、腰があるというか、歯ごたえがあるというか。今回の旅で初めて買った物品が、このくるま麩だった。
↑お麩屋さん。店先のカゴにくるま麩がてんこもり。切り分けた状態で軒先からつるしてある。
営業中の気配も見える、懐かしいパーマ屋さん↑ しかしこのお店の前で、小さい乳母車をおした、たぶんもう主観しか持っていないだろうおばあさんが、大声で叫び続けていた。お茶屋街の真ん中でヘルプを叫びつづける。まさに「このおばあさんをたすけてくださ〜〜い!!」と連呼。お昼時で周囲に誰もいず、恐ろしくシュールだった。
残念ながら閉まっていたけれど、「きむら」さんは駄菓子や日用品を扱うお店らしい。子ども時代がなつかしく甦る↓
年季の入っていそうな提灯を掲げる↓
さらに提灯をズーム!
そんな和風の情緒を帯びた建物の隣に、どこかモダンな香りのする蔵のようなものが。息抜きというか、アクセントというか。なにげなく石垣も付いた凝ったつくり。
髪結いさんのお店だって健在。
こんなのも、あんなのも、すべてが渋く落ち着いていて、風情がある。
猛暑のなか、建物はくっきりと影を落とし、ソフトクリームの看板と涼しげな暖簾で、私を誘惑。負けなかったけど。