宝積寺にて
京都の歴史探訪ウォークのメインは、宝積寺だ。
天王山の上り坂を平均年齢の高い参加者たちは、意外に脱落者もなくするするとのぼって行った。するするしていなかったのは、年齢的に中程の層にあたると思われる私たちくらいだった。
プレ宝積寺の仁王門(昨日の写真)で休憩&先生の楽しく興味深い説明を聞きつつ、水分補給にいそしむ。せっかく水分補給したのに、宝積寺に到着する頃には全て汗と化した模様。
大黒天神をおまつりしてある小槌宮もあるので、灯籠もおめでたいものづくしだ。
ハツカネズミとか打出とか小槌とか(トリにも見えるが・・・汗)
これが小槌宮。
欄間(?)も宝船だ。
中の大黒様は、なぜかアイヌの木彫りの神様(カムイニポポ)を横に伸ばしたような、不思議な感じだった。
でもこの近くあったお守り売り場で買った「招福開運小槌付きおみくじ」は、願いはなんでも叶う!とばかりな大吉! さすが大黒様! 太っ腹!
ところで本堂の鬼瓦の近くに、ヘンなもの発見!
このニンマリした怪しのものが気になるので、京都検定1級の資格保持者である案内人の先生に質問してみた。即答で返ってきた。
「あれは...そうですねえ、玄武でしょう。首の長い亀で、胴体は蛇ですね。北面の鎮護神です。」
玄武! 鬼瓦+玄武なら、守りは堅い。そしてこんなところにも、歯の丈夫そうな亀が↓
他にも、こんなかわいい鬼瓦が(なんだか、すごいアンビバレンツな言葉だ!)↓
ああ、閻魔堂に行き着くまでに随分寄り道をしてしまったので、すみません、閻魔様の話は、またもや次回に。実はこの中で、先生の話術が炸裂し、たぶん参加者のみなさんはすっかり閻魔王庁フリーク(?)になったことと思われる。そんな閻魔堂の中は、こんな感じです↓