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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

長岡京の史跡巡り

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 話は歴史探訪ウォークに戻り、ビール工場を出た後、ほろよいの一団(一部素面)は恵解山(いげのやま)古墳を見る。

 なんだかこんもりした雑木林みたいだけど、これが乙訓地方最大の前方後円墳。周濠の跡も残っている竪穴式石室のある由緒正しい古墳だ。しかも鉄製武器が700点も収められていたらしい。

 とはいえ、今も古墳の主はナゾに包まれている。

 古墳? ふ〜ん? とあんまり感動しないのは、小学生の徒歩通学路の田んぼの真ん中に、いくつもぼこぼこあったから見慣れているせいだ。実家の裏山にだってあったし。それは、ちょっと昔は防空壕だったが、最近では幼児や小学生の軽めの遠足目的地になっている裏山の古墳。古墳なのに、気軽にいろんな用途に使われている。ということで、近江の人間にとって、古墳は案外身近な物件なので、さほど驚かない。

 次に訪れたのは、勝龍寺。西日本ぼけ封じ三十三ヶ所霊場の第3番霊場だけど、「ぼけ封じ観音」が安置されたのは平成18年。

 観音様にすがるのは水子供養では子どもたちだけど、ここではじいちゃん、ばあちゃんだ。いや実は、まだ「ばあちゃん」とまではいえない私だって、他ならぬ「ぼけ封じ」についてはぜひとも観音さまにおすがりしたい。思い当たるフシのある方は他にも多数いらしたようで、ビールの酔いも手伝い(?)ここでは見知らぬ同士でも、なかなか話に花が咲いていたような気がする。

 そしてトリは細川忠興とその妻、ガラシャの居城であった勝竜寺城公園だ。

 しかしお堀に泳ぐ白いアヒルを「あれ、白鳥だよね?」「そうそう!」って・・・。えっと、白鳥は冬の渡り鳥ですから〜。残念! と心の中でツッコミつつ、お城&ささやかな細川博物館に入る。ここで細川忠興ガラシャのあれこれについて説明を聞く。

 細川ガラシャについては、大河ドラマ『江』にて学習していたので、ある程度感情移入できた。とはいえ、キャラ的にはあまり感情移入できるひとではないのが残念なところだ。説明を聞いた所で解散。2階にも彼らにまつわる展示があるので、ざっと眺める。1階で記念スタンプを押し、そのまま駅まで歩く。

 めちゃめちゃ疲れたけど、やっぱり案内人付きで見学や鑑賞すると、まったく違うことに気づかされた。まんまと企画者の思うツボである。次はどこに行こうか?と企画者にすっかり洗脳されている自分に愕然(笑)

 特筆すべきは講師の小嶋一郎先生である。おっかけがいるというのもうなずける、いい先生だった。京都検定1級保持者で京都おもてなし大使でもある宣京師なのだ。カルチャーセンターや現地見学でにわか信者を引き連れ、日々宣京に励まれている。「好きなことを仕事に」して自由な少年がそのままオトナに、の典型みたいな方だった、ように見受けられた。もしも先生の講座でお気に入りのテーマがあれば、ぜひお申し込みを。