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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

やっと夏休み?

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 数年前から超多忙になって、夏期休暇どころか休日出勤しまくりのH氏が、昨日なんとか休暇をもぎ取った。

 ものすごくお天気がいいので、どこかに出かけたくてうずうず。ネットであれこれ調べて「今津に釣に行こう。釣った魚を天ぷらにしてくれるらしいし」。

 今津は県内湖西の上方にある静かな自然いっぱいの町だ。春先の「座禅草」で有名。車で1時間くらいか? かつてのNHKの朝のドラマ『ちりとてちん』のスピンオフのロケ地である安曇川より、もう少し遠い。

 あー釣かー。と思ったけれど、せっかくなので付き合うことにする。それに、こんなにいいお天気で、しかもやっといい気候なのに、出かけない手はない。久しぶりの湖西を堪能しよう。湖西のドライブはなかなかだし。

 H氏がネットで検索して頭に入れた(はずの)ロードマップ?を頼りにおまかせドライブ。でも私は知っている。ときどきH氏が目的にの途中に道に迷い、墓地にたどり着いたりすることを。念のため、行きがけに滋賀県ガイドブックのようなものを何冊か本箱から抜いてきた。そしてやはり役にたった。(墓地にはいかなかったが)

 着いてから知ったのだが、「もろこ釣り」のできる場所は『家族旅行村 ビラデスト今津』というところ。ロッジあり、キャンプ場あり、宿泊施設あり、BBQあり、釣り場あり、グラウンドゴルフあり、そば打ちだって体験できちゃう施設だ。

 もろこ釣り場は、なんとグラウンドゴルフ場の中にある池(でかい!!)だ!しかも本来は板場であるはずの釣り場は、先日の台風で流されてしまったという。浅瀬の川岸でトライしたが、問題なく釣れた。エサさえ盗られなければ、入れ食い状態。

 おりしもゴルフ大会をされていて、お手すきでヒマをもてあましたおじさんが、代わる代わるときたまやってきては、「何が釣れるの?」「よー釣れるか?」「(料金は)いくらぐらいや?」と野次馬根性で?次々に質問攻めだ(笑) そして「案外釣れるんや」「ちっこいな〜!」(そら、モロコやからね!でかいメダカがおらんように、でかいモロコはおらん)「がんばってや」と戻っていかれる。やれやれと顔を上げれば、離れた場所でのんびり釣をしているはずのH氏も、おじさんに質問攻めだった。

 ときたま悠然とやってくる赤いブチの錦鯉が、エサに食いつかないかとヒヤヒヤしたが、さすが高貴なご身分の方はご飯粒なぞにめもくれない。でもなんで釣り場に錦鯉!?

 雄大な風景の中、雲の影が山を横切っていくのをながめつつ、ぼんやりしているのは気持ちいい。H氏もひさびさの釣りで楽しそうだ。(ときたまオジさんに邪魔されるが)

 釣りをしていると、ときに針を飲み込んでしまうモロコもいる。引っ張ったら、辛そうに「ぎぃ・・・ぎ」と泣くので、おもわず「ごめんね、ごめんね」と謝りつつ引っ張ると当然傷つけてしまう。少しながら血煙をあげつつ泳ぐ魚をみるのは辛い。口に針がひっかかった魚でさえ、謝りながら外すのだから、やっぱり私には釣りは向かないのだ。10匹ほど釣った時点で釣りから撤退し、H氏の様子を見に行く。

 おっ、釣れたね!

 なかなかの釣果だ。

 結局2時間弱でふたりで30匹ほどの収穫があり、レストランで天ぷらにしてもらって、この辺の名産らしい(道々に蕎麦畑があった)ざる蕎麦と共に食す。