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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

今津ヴォーリズ通り

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 いつしか10月になってしまったけれど、またしても続きます。

 せっかくなので、今津にあるヴォーリズ建築を見に行くことにする。通称「ヴォーリズ通り」。今津ヴォーリズ資料館、今津教会会堂、旧今津郵便局という三つのヴォーリズ建築が立ち並ぶことから、最近ヴォーリズ通りと呼ばれるようになったそうだ。

 まずはヴォーリズ資料館の駐車場に車を停めると、資料館の向かいに菱形窓のついた赤い柵の純和風のおうちが。この菱形のみで、ちょっとモダンテイストが加わって、目を引く佇まいになっている↓

 これがヴォーリズ資料館。元は百三十三銀行今津支店だった。

 今津の観光パンフがたくさんある観光の拠点でもある場所だ。他方地域のサロンでもあり、演奏会やカルチャースクールもされるようだ。もちろんヴォーリズ先生の生涯や建築物の紹介も展示してある。

 係の方が、懇切丁寧に案内してくださる。ヴォーリズ先生の寄付した年代物のアップライトのピアノがある。さすがにもう演奏ができる状態ではないが、歪みがありつつも音は鳴る。象牙の鍵盤という豪華なものだ。

 こちらが今津教会↓

 門柱には屑レンガが埋め込まれ、それが素朴でアットホームな雰囲気を醸し出している。一見使い様のないものも、センスよく有効利用していくアイディアが、いかにもヴォーリズスタイルだ。

 扉や窓のデザインに、ほのかなぬくもりを感じる↓

 アーチのレンガが施された旧今津郵便局↓ 

 両側に植えられた糸杉が、ヴォーリズ建築によく似合う。

 郵便局なので、特注の郵便マーク入り瓦を入口の屋根に使用。

真面目にお茶目だ↓

 火事よけの「水」瓦もてっぺんに設置されている。

 残念ながら正面以外からみたら保存状態はひどく、裏庭は家電ゴミ置き場と化していた。サイドも裏手の壁も蔦に覆われた廃墟と化している。近江八幡市ヴォーリズ建築である旧郵便局とは雲泥の差だ。

 今津のマンホールはザセンソウとひばり(?)がモチーフで、たいへんに可愛らしい↓ 

 タイムスリップしたような古い家も、なにげなくメインストリートには残っていた↓