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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

キョーフの(笑)人体実験

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 この2週間ほど、自分を実験台にしている。

 瞬間移動装置を試す博士のように(映画『ハエ男の恐怖』あるいは『フライ』)、古くは人格を善と悪とに分割するハイド博士のように(スティーブンソンの『ジキル博士とハイド氏』)、実験の成功を夢見つつ、日々自らを犠牲(!?)にして、人体実験にいそしんでいる。とはいえ、そんな大それた実験ではなく、単に石鹸でシャンプーをしている、というだけのことだ。

 石鹸で洗髪する効果は少なくとも1週間後で、しかも個人差があり合わない人だっているから、この実験は一種のバクチでもある。

 石鹸で洗髪すると、髪がぎしぎしで指が通らないくらいだ。指が通らないくらいだから、ブラシだって困難になる。しかたなく地肌以外は市販のシャンプーを使っていたが、それでもなかなかなものだった。

 そこでふと思い出したのが、自然派の人が石鹸でシャンプーをしたあと、お酢でリンスをした、というのだ。昔、職場でそんな記事を読んだ覚えがある。しかし酢でリンスは匂いがなあ・・・というときに、以前ドラッグストアでみた柚子エキスの入った高級シャンプー&リンスのことも、ついでに思い出した。柚子ならまだ青いけど、ウチにすずなりだ。

 酢もすっぱいけど、柚子も酸っぱいやん! しかも柚子の匂いはあきらかに芳香だし。使える、これは使えるぞ!

 一挙に解決策が浮かび、その夜に実行した。柚子のちいさい実を一個絞って、その汁を桶に1/3くらいのお湯で薄めてリンスする。

 結果、大成功だった。

 指が通る! ブラシも通る! 市販のシャンプーを使った後と大差ない、というか、むしろやや艶がでているような気すらする。さらさらだけど、パサパサしない感じ。おまけに心持ちふんわりボリューミー。

 そしてこちらは石鹸効果かもしれないけれど、地肌が長時間すっきりしている。普通にシャンプーしていたときは、一日たつともうベタベタしていたのに。

 酢もすっぱいけど、柚子もすっぱい。こんな単純な思考回路で2週間に渡る実験が成功を収めるとは(笑) 瓢箪から駒とはこのことだ。

 さて、この実験のきっかけは、まぁ今年の春以降のあれこれで、なるべく生活は自給自足の方向を目指すことと、顔の見える人からものを買う、あるいはなるべく大手からは買わないということかな。そのベクトル自体は以前からだけど。

 もっとも通販を使うほど徹底してはいない。道の駅を利用するとか、自分でつくるとか、知人でたまたま農家の人がいて、快く購入ルートに参加させていただいたりとか。スーパーも利用するし家電も買うけど、機会があればその他の方法を使うだけだ。私は性格的にルーズで大雑把なことしかできないし、続かない。

 そして個人的な意見は人に押し付けないのが、ウチの暗黙のルール(そうみたいだ。いままで気づかなかったが)なので、家族に吹聴はするが押し付けはしない。

 そう、押しつけはしないが吹聴はするのだ。地肌すっきりで、髪が気のせいかボリュームが出て元気そうだよ、とアクマのような誘惑をH氏に捧げよう(笑)