「辛気くさい」から逃げろ!
連日『カーネーション』話題で申し訳ない。
本日は神戸のおばあちゃん、十朱幸代さんの名言にて始まる。
「『辛気くさい』をバカにしたらあかんで! 恐ろしいほど寿命縮めるし。あんたも年取ったらわかるわ」
確かに!! 私も年取ってるのでわかりますって(笑)
神戸のおじいちゃん、おばあちゃん夫婦は、かつて軍服工場への転身によっていろんなものを失った。生気も、元気も、好奇心も、いたずらっぽい笑いや人間への関心すら。あのときは、その後に糸子の生んだばかりの赤ん坊(次女・直子)をみて「子宝!」と喜び、彼らは復活をとげたのではなかったか。
今回は神戸から来た彼らが、小原家のみんなを元気にした。おじいちゃんとおばあちゃんと、それからカステラのようなケーキによって。甘いものをバカにしてはいけない。お菓子は魔法のようなパワーを秘めているのだ(笑)
「辛気くさい」トンネルは、できるかぎり迂回する(逃げる!)に限るけれど、トンネルに入らざるを得ない時には、最短距離で脱出をはからなくちゃ。自分自身のことならともかく、他人が絡むと逃げるのが難しいけど、それを何とかやり過ごさなくちゃいけない。そして糸子はトンネルから抜けるのが、チョーうまい。見習わなくちゃ。
まずは現状確認できることが大事なのかな。あ、いま、私、トンネルに入りそう、とか。入っちゃった!とか。そこすらわかってないことが、意外に多かったりするから。
でも「辛気くさいゾーン」からの迂回や脱出は、年取った方が上手くできるような気がする。いくつかの辛酸をなめれば、経験を積めるっていうことかもしれない。
一番手っ取り早いのは・・・「甘いもん」の御威光をお借りすることでしょうね。たしかに、霊験あらたかですよ〜(笑)