吉祥天ににている。
おとといの話。
晩ごはんのときテレビを見ていたら、デパートの高額商品に吉祥天の像があった。1600万円ばかりしていた。デパートって、すごい! こんなもんまで売ってるんや!
デパ地下くらいしか行かないので、デパート事情は未知の世界だ。一度探検に行くと面白いものを発見するかもしれないな。
しかしKちゃんは、「こんなん夜みたら、めちゃめちゃ怖いだけやん。ただでもいらんわ!」と、酷評していた。
うーん、夜くらがりで鉢合わせしたら、たしかに怖いな。
しかし吉祥天で思い出したことが。
「おかーさんな、高校生のとき、友達から吉祥天に似てるっていわれたねん」
とたんに吹きそうになったKちゃん。お笑いの沸点が高いひとなので、めったに笑わせることはできないのに。
H氏までが「ほんまや。似てるわ」と、いつになくウケている。まさかそんなにウケるとは。ふたりで「似てる似てる!」と盛り上がっている。Kちゃんなどは「これは使える!」とにんまり。・・・何に使うねん!?
って、いやしくも吉祥天に似てたら、笑うんじゃなくて、感心するとか伏し拝むとか、別のリアクションがありそうなんだけど。
なんでふたりして笑う!
しかも私が似てるっていわれた吉祥天は、三十三間堂に鎮座ましましている、きれいどころなんだから! 1600万といえどデパートで売られてるのとは、訳が違うんやで! どうだ、恐れ入ったか。
そして夜にくらがりでお母さんと鉢合わせして、震え上がりなさい。