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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

つわもの、しかも修験道!

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 油日神社に行くみちみちで見つけた楽しいもの、パート1。

 信号待ちをしているときに目に入った、大きな道案内の看板である↓

 「つわもの」の「修験場」!? お互いを強調し合う言葉に虚をつかれ、もういちど見直す。

 「つわものと修験場とロマンの霊峰 飯道山登山口」

 「つわもの」とは、剛の者ともいう。「修験場」といえば山伏が荒行をする険しい岩だらけの山奥危険地帯じゃなかったっけ? くさりの手すりがあるだけの断崖絶壁崖っぷちを歩くとか、崖をよじ上るとか、滝に打たれるとか。

 修験といえば山伏だけれど、ここは甲賀なので忍者の修練の場としても機能したらしい。

 山伏という職業(!?)の人を、私は昨年「お練り供養」でじっくりと観察させていただいたが、さすが日夜修行に明け暮れ、険しい山の中を走破している(?!)だけのことはあり、お年を召されていても背筋はしゃんとされしっかりと歩行されていた。リュウリュウとまではいかなくても、それなりに筋骨は鍛えられていた。

 でも私的なイメージで申し訳ないが、忍者は山伏より身体能力が一枚上手のような気もする。関節を自由自在に外したり、変装が巧みだったり、極限状態でも体力消耗を最小限に抑えられる秘策を持っていたり。

 そんな忍者が修行する山なら、そりゃ「つわものの修験場」だろう。私なんか「およびでない」もいいところだろう。と別世界をのぞく思いで、飯道山登山をした人のブログなどを探して読んでみた。

 ・・・半日で登ってはるやん。

 いや、きっとセミプロみたいな登山マニアなんだ!と、気を取り直すも。

 ・・・山頂で団体登山のおばさんたちに出会て辟易してはるやん・・・。

 飯道山は地元の観光協会さんがハイキングに押してはるんやから、そんなにもマニアックなはずないのだった。私が知らなかっただけで、なかなか面白そうな山ではあるのだ。

 役行者が開山したり、奈良時代には神社が設立されたり、平安時代には神仏習合の寺として栄え、かつては36の坊舎をもっていたり(明治の神仏分離によって消失)、織田信長が国見をしたり。

 なるほど、確かに歴史ロマンあふれる霊峰ではあるよね。

追記:大河ドラマ平清盛』初回を見る。いきなり盗賊団との命懸けの戦いだ。大迫力!! ほんの数分のシーンだけど、盗賊たちの衣装もメイクも素晴らしい。NHKさんの力の入れ方が、ただ事じゃないことがよくわかる。

 ドラマ的にもダイナミックでぐんぐん引き込まれたし、カメラさんも職人ワザだ。吹石一恵さんは『新選組!』以来だが、やってくれましたねえ!と賞賛を惜しまない。これは観ないとソンした気分になるドラマだな。

↑油日神社にあった『平清盛』のポスター