甲賀流忍術もなか
油日神社に行くみちみちで見つけた楽しいもの、パート2。
甲賀に来るたび気になっていた甲南町の老舗菓子店、「菓子長」。ずっと前、ここに忍者をモチーフにした最中があることを知り、ぜひ買ってみたい、と思っていたのだ。
そこで今回H氏にお願いして立ち寄ることに。
あったあった、巻物型の「甲賀流忍術もなか」、皮と餡がセパレートした贅沢タイプ「甲賀流最中」、農林水産大臣賞をものしたこともある「忍者最中 甲賀忍法くの一」・・・ふう、最中だけでもこれだけある。
忍者とは関係ないが、洋菓子だって美味しそうなのがいっぱいある。ガラスケースで誘惑の輝きを放っていた。
明治6年創業の老舗である。初代・吉川長次郎氏が、まちの人々から親しみを込めて呼ばれていた愛称がいつのまにか屋号になったらしい。
清水の次郎長ではなく、堅気の、しかしスイートな男・甲賀の長次郎。町長、市長、議長、委員長、菓子長。なかなか威厳がある、かも。
見た目が一番楽しそうな「甲賀流忍術もなか」5個入りを購入する。
包装紙からなかなかテンションがあがる。
忍者好きなら涎髄の包装紙だ。だって↓
こんな忍者蘊蓄が裏面にあるなんて! 一気に忍者好き心を掴まれてしまう。
はやる心をなだめつつ、包装紙を開いていくと・・・
まさかの展開。なぜか平安の雅びなお姫様が? そうか、虚をつき油断させるつもりなのか。いやいや、なにか深遠な暗号なのだろうか?
中は「巻き物」型の最中だ。
そして、もしかして、お菓子のしおりは暗号表なのか?
こっそりちいさな文字で「『しのびいろは』という暗号文字より」と記載されているが「みかたそつよき」って? 「てきはほろふる」って?
(一晩寝て解決した。「味方ぞ強き」「敵は滅ぶる」)
本店以外にも、甲賀市内の水口町の西友、甲南町の平和堂フレンドマートでも販売されているらしいので、お近くにお立ち寄られる機会があれば、見学してみてください。
もちろん、忍者好きのお知り合いがいらしたら、ぜひお土産にも。