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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

それ、違うし!(笑)

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 Kちゃんを駅まで迎えにいったとき聞いた話。

 1ヶ月前の3月14日、京都の街中に水族館がオープンした。京都水族館である。京都府には丹後半島など海に面した地域もあるが、京都市は盆地。はたしてそのコンセプトは?

 海洋ゾーンでは、大きな水族館には必ずある珊瑚や熱帯魚の巨大水槽などもあるけれど、京都の食文化に根ざした展示、無脊椎生物であるタコ、イカ、クラゲなどの無脊椎生物の展示、磯を模したタッチプールのような体験と学習ができる場なども設けてある。

 水族館お約束の、イルカやペンギンやオットセイも、ちゃんといる。

 でも京都は盆地、盆地と言えば山、山と言えば川だ。鴨川、由良川に棲息する生き物、深泥池などの生き物たちの歴史と生態なども展示されているらしい。

 特筆すべきは、野外に棚田がつくられた里山ゾーンがあること。野外なので、むろん野生の昆虫や野鳥(や植物?)なども入り放題だろうが、今後どう運営されていかれるのか、楽しみでもある。

 

 ちなみに京都水族館のメインマスコットキャラは、オオサンショウウオだ。国の天然記念物をマスコットにするあたり、さすが千年の都、京都のしたたかさを思い知る。

 前振りがとんでもなく長くなってしまった。Kちゃんの話に回帰する。

 たぶんその水族館に行ったであろうクラスメイトが、ものすごく可愛らしいストラップを付けていたらしい。あまり可愛らしかったので、Kちゃんは思わず彼女に声をかけた。

 「それ、ものすご、かわいいやん!」

 すると彼女はさもうれしそうに、はしゃいで応えた。

「そやろ、そやろ♪ これ、チンコアナゴっていうねん!」

 ここまで聞いたとき、私は心の中で、思わず叫んだ。

 ちがうやろ! それ! 

 たしかにちっちゃくて、にょろっとして、砂地から半分カラダだしてるとこは、ものすごくカワイイから、私も10年ほど前に鳥羽水族館でみたとき、思わずスケッチしたので覚えてる!

 

 それはチンアナゴや!! 

 ネットで検索したら、確かに「チンコアナゴ」と誤って覚えたらしいひとの記事がわさわさ出てくるが、それではあまりにチンアナゴがかわいそうだ。

 犬の狆に似ているから「チンアナゴ」と命名されたらしいが・・・似てるかなあ・・・。たしかに目が大きくて丸く、白黒ぶちなんだけど。

 なんだかどちらに対しても失礼な気もする。

 しかし一度は訂正したが、私もKちゃんに正しい名前をしっかり教えて、友達に伝えるように確認することを忘れてしまった。あわれ、チンアナゴのストラップは、今後も珍妙な名前で呼ばれ続ける運命になりそうだ。