カオよりカラダ!
仁王門の近くで、まだあどけないような高校生くらいの修行僧たちが、列になって歩いていた。
グループごとに10人ぐらいずついたけど、少年たちは坊主頭だった。この写真のグループではないが、一人だけショートヘアの少女が最後尾にいて、驚くけど、まあ、そりゃ、女の子でも僧侶になりたい子はいるよね!
で、仁王門。
昨年秋には此処に着いた途端、閉門の時間が来てシャットダウンだったっけ。
そしてそのときには、さして魅力を感じなかった仁王さまたちだったのだが。
伽藍に入り、一巡して桜と仏様や建築物などを堪能し、ふたたびこの門を通ったとき、仁王さまの視線を感じた。呼び止められたのだ。
えっ? なに? もっとよく見ろって?
・・・・・・おっしゃるとおりにしてみました。
こ、これはっ・・・!
見事なのは足の造形だけではない。衣の棚引きの美しさ、リアルさ!
対になる右足の静寂さ、静謐さ!
感心していたら、左手からも視線が。
「おらおら、こっちにもおるんや!」
これは失礼いたしました(汗)
お顔はいかついが、カラダや衣はなんとも品よく麗しく、仁王さまというよりは、ギリシャ彫刻のようだ。
でも柵のスキマから、熱心に仁王さまのおみ足を激写してる私って・・・ちょっとした不審者だったかも(大汗)
「行ってよ〜し!」
仁王さまも納得されたようなので、これにて一件落着(なにが?)