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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

花道in平野神社(後編)

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 さて、平野ブランド桜がこれより目白押しだ。

 トップはやはり『平野妹背』

 「妹背」とは「仲のいい夫婦」という意味だそう。この花には雌しべがふたつあるので、サクランボ状に実がふたつ、仲良く実るところから名付けられたとか。

 花の色も薄紅色から淡いピンク、最後に白くなるそうです。まさに「花のいろは〜♪」ですね。

 遠目から見ると、桜餅が食べたくなる色調。

 『白雲桜』は、なんと百年余の古木。

 まさに本殿から溢れ出す白雲。

 こぼれ落ちる気品と優美。

 『千里香(せんりこう)』ということは・・・うかつ! 香りは写真には撮れないのだ。

でも、きれいでしょ?(苦しい言い訳・・・)

 さて『突羽根(つくばね)』だけど・・・これがかわいい顔して、なかなかの曲者。

 遠目には、いったいどこに花が? なんだけど。

 あ、まだ蕾? ・・・と思わせて。

 いやいや、この赤いのは花だよ、花。小さいけどね。

 ところがネットで詳細を確認してのけぞった。ええ〜! 普通にでかい。応援合戦のときのポンポンみたいに丸くてピンクで。しかも京都の桜のラストツリー。連休中が見頃になるらしい。つまり花開いてから、どんどん花びらが伸びて!巨大化するのだ。色も紅からピンクに。見事にダマされた気分。

 さてこちらも、遠目には「どこが桜?」という地味さ。

 でも、私がおととい桜だよりのニュースで見たくらいの有名どころ。しかも神社の販売所で、「御衣黄(ぎょいこう)」って桜はどこですか?と聞いていた人がいたくらいだから、わざわざこれを目当てに来られたのだろう。確かに珍しい桜なのだ。

 これも見た目以上にタダモノではないぞ。まだ咲き初めなので地味に緑色だが、段々黄色がかっていき、開ききると中央が筋状に赤くなるらしい。

 それだけではなく、花弁は葉緑体による色で、それどころか気孔まであるらしい! それは花びらの振りをした葉っぱなのでは・・・?

 普賢象の名は、花の中心部にある二枚の緑色の葉(雌しべが葉化したもの)が外側に曲がり、普賢菩薩の乗っている象の牙に似ていることから、この名がつけられた。って、どんだけ普賢菩薩のことをアイドル化してる人が名付けたんや!といいたい。この花をみていても、凡人にはそこまで想像が及ばないと思う。

 しかし確かにそういわれると、「象の鼻」いや「象の牙」にみえなくもない。・・・洗脳された?

 すでに名残の花なのに、それでも滝のような紅枝垂に見送られ、桜三昧のボッチ花見は(写真が)大漁のうちに終了。

 京都の桜は平野神社から始まり、平野神社で終わると言われているらしい。4月中はまだ大丈夫。大きくりっぱに花開いた「突羽根桜」だって見られるからね。

 来週も平野神社は、「桜、あります」。