懇談会
Kちゃんの、3年生になって最初のクラス懇談があったので、学校へ。
今回Kちゃんのクラス担任は現代文(国語)の男性教師。今私が珍しく読書にのめり込んだ本屋大賞受賞作、『舟を編む』の主人公?馬締(まじめ)くんを彷彿とさせる方で、ときたま自分の世界にふと耽溺してしまうタイプにみえた。
なにげなく気分にムラがある。訥々と話し始めたかと思うと、突如熱を帯びて語り始め、ひとくさり語り尽くすと、沈黙が落ち、保護者にレスポンスを求めても沈黙が続くので、仕方なくまた語り始め、それがいつしか熱を帯び・・・という循環は、不思議に面白かった。やや不器用ながら、いい先生ではあるのだ。
先生を観察していると、大変楽しい。帰宅後、Kちゃんに報告すると、「そやねん! 観察してたら、ものすご面白いんやけどな、あの面白さを説明するのは難しいねんなー」。
続けて、「こないだなんか、授業してて『そういえば僕は最近泣いていませんねえ。いつから泣いてなかったかな・・・あ、奥さんはよく泣かすんですけどねえ』って、いってはった。あかんやろ、それ!って、思たけど」
たしかに。けど、もしかして、持ちネタ?
でも、相手をおもわず引き込む熱意は感じる。進路や受験方法についての貴重なサジェッションももらった。いろんな意味で、行ってよかった。