金魚を求めて
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
今日の朝日新聞の天声人語は五重塔とスカイツリーをリンクさせた話だった。昨日の私のブログとのニアミス加減にちょっと鳥肌。
でも考えてみれば、日本でタワーといえば、やっぱり五重塔につながってしまうんでしょうね。それに幸田露伴の『五重塔』だし。放火心中事件により、今はなき谷中五重塔の話ね。
畑仕事も野菜苗の植え付けが終わり、豆の収穫はピークも過ぎ、タマネギの収穫を待っているところだ。H氏は朝夕の水やりをがんばっているが、B型血液のうまみ成分のせいか、血中アルコール度数のせいか、早くも蚊の襲来に悩まされている。
清少納言も「憎いもの」のなかに蚊をあげており、これでもかというくらい憎しみをぶちまけている。
「ねぶたしと思ひて伏したるに、蚊(か)の細声にわびしげに名のりて、顔のほどに飛びありく」なんて、名文である。そして、笑っちゃう。
そうだ、羽が生えてしまってからでは遅いのだ。羽が生える前に、手を打たねばなるまい。
蚊の元凶と思われる雨水貯水桶に金魚を放ち、ボウフラを食べ尽くしてもらわねば。
老舗の和菓子店「たねや」のポイントカードが月末で終了になる前に、ポイントを使い切るため近江八幡へ行く。そのついでに、ホームセンターへ行き、金魚を買おうと夫婦会議で決定した。
しかし改めてネットで調べると、金魚よりも水温上昇に強いアカヒレというメダカ様の魚がいることを知る。おまけにボウフラが大好物らしい。よし! これも買うぞ!
と、はりきってしまい、姉金(小金の育ったやつ)4匹、アカヒレ4匹、ゴールデンアカヒレ2匹をお買い上げ。千円未満で切り抜ける。
姉金様の金魚が一匹だけ、昨年夏からの生き残りがまだいるので、それと姉金を同居させて5匹で活躍してもらおう。
帰宅して、アカヒレ樽と姉金樽に分ける。アカヒレは環境が変わったにも関わらず、2、3時間後にはメダカのようにスイスイ泳いでいた。姉金は沈み、生き残りの一匹は上方で所在なげにしていたが、夕方見ると、仲良く泳いで馴染んでいた(ように見えた)
ちなみに「たねや」では、少し日持ちのするものを、ということで、「たねや寒天」と「のどごし一番本生水羊羹」を購入し、ポイントを使い切る。冷蔵庫で冷やして、暑い日のおやつにしよう。ああ、楽しみ。