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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

そっくりさん続出

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 先日のこと。

 「おかーさん、菊池直子が逮捕されたでー!」とKちゃんが夜のテレビニュースを見て叫んだ。台所の私を呼んだのだ。

 オウム真理教の菊池直子といえば、わが家では有名人である。松本サリン事件が起こった頃に生まれたので、Kちゃんは当然、リアルタイムでは知らない事件だ。私も出産時には情報隔離状態だったので、松本サリン事件のニュースが入ってきた頃には、仰向けにバンザイしたザリガニの映像を何回も見た記憶がある。というか、それしか覚えていない。

 大阪では「菊池直子に似た女がいる」という通報が何件もあったらしい。すべて別人だったそうである。もしかしたら、京都や滋賀でも通報はあったのだろうと思う。そして、もしかしたら、被疑者として私が密かに探索されていた可能性もあながち否定できない。私は彼女の手配写真の前を通るとき、かならずドキドキしたものだった。

 というのも、わが家では、「おかーさん、菊池直子に似てる!」と、もっぱらの評判だったからだ。遠慮や気遣いのため、口にだして私に言うまで、けっこう時間がかかったらしいので、ネタにするのもはばかられるくらい似ていると思われていたのだ。

 彼女が逮捕されたので、今後は手配写真は消える。それとともに、私は安心して街を歩くことができるようになる。やれやれ。全国の菊池直子似のみなさんも、さぞかし心安らかになられたことだろう。

 そういえば、北朝鮮拉致事件が連日報道されていた頃は、「おかーさんは曽我ひとみさんに似ている」と、ウチでは大騒ぎだったっけ。

 ところで。一難去ってまた一難。

 先日『平清盛』を見ていたら、清盛の妻、時子の侍女が何度目かの登場を果たしていた。彼女が出るたびに、なぜかH氏は意味ありげににこにこしていたのだが、ついにその真意が明るみに出る時がきた。

「なあ、Kちゃん、あのひと(侍女)、おかーさんに似てると思わへん?」

 父親似の彼女も、おんなじ様にニコニコして、頷く。

「え? 深キョン深田恭子)に似てる?」

深キョンのとなりにいる人やんな〜」とKちゃんは、落ち着いてレスポンスする。

 くやしいが、(顔立ちはともかくとして)ムードはたしかに・・・と認めざるをえない、かな。