屋敷跡に一部再建
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
妓王寺にいったついでにもう一足、彼女らの屋敷跡もあるそうなので、行ってみようということに。
案内看板がなければ、まず見つけられないような畑の中の小径を入ったところ、こんもりした木立の中にそれはあった。
由来を書いた史跡案内板。
ひっそりと佇む石碑。
近づいてみる。
「妓王碑」
たしかに「比丘尼妓王生・・・」とある。
刻まれているのは妓王の物語だ。といっても碑文を全部読んだわけじゃない。
ここに書いてある↓
そしてこの、チョーマイナーな屋敷跡に再建されたものは、看板の奥にある割合い立派なトイレだ。
豪華なフランス料理のコースも、卵かけゴハンや究極のビンボー飯・マヨネーズあえゴハンも、行き着く先は皆同じ・・・。これぞ、諸行無常、ということなのか。
妓王の物語と厠の関係を考察しつつ、観光客のトイレ休憩の場所に選ばれたのかもしれない。観光関係者の企て、かなり深い。
緑陰に深き思索の厠かな