カニちゃん!
お風呂の順番待ちのため、見るともなくみていたオリンピックのアーチェリー競技。
アナウンサーが暴走して絶叫するようなアツい競技は苦手だけど、初めてみたアーチェリーは、アスリートもアナウンサーも淡々としているところが素晴らしく、思わず見入ってしまった。
精神を集中させて、でも悲壮感は皆無。淡々と平常心でときに笑顔で。
一番驚いたのは、スレンダーとは言いがたく、アスリートとも思いがたい蟹江選手だ。その風貌はちょっとアニメオタクっぽい。後に知ったが、実際にイラストを描いたりするしアニメも好きだそうだ。
ヤフーニュースでも話題になっている↓ようだ。
日本女子で話題となったのが蟹江のキャラだ。161センチ、63キロでメガネ姿の外見はアスリートの印象からは遠い。所属するミキハウス(本社・大阪府八尾市)には取材の問い合わせが殺到した。
中学時代は「運動をやりたいけど、走らなさそうでいい」という理由でアーチェリー部を選んだ。イラストが得意でアニメ好き。五輪では使用できなかったが、普段の肩当ては、アニメのトイ・ストーリーに登場する目が3つの「リトル・グリーン・メン」を貼っている。全身から“ゆるキャラ”オーラを漂わせている。
しかし、驚いたのはそこではない。蟹江選手が的から大きくはずしてしまったときに、くったくない笑顔をみせたからだ。その笑顔を受け止めたコーチもまた、くったくない笑顔!
他の競技ではありえない。オリンピックという舞台で、致命的な失点をして、笑顔!! すごいものを見てしまった。
地味だけど悲壮感はなく、オリンピックで淡々と競技を楽しむアスリート。理想的だと思う。
スポーツに興味はないが、今後アーチェリーに関しては、応援して行きたい。蟹江選手も。