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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

三拍子そろう。

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 目的地に到着。普段は1時間に2本のバスだが、臨時バスが出ているので、駅からでてくる人たちを追いかけて乗り込む。この駅で降りた人は、ほぼオープンキャンパス目的だ。バス停の前で学生さんが、オープンキャンパスのパンフを配布されていたので、いただく。

 まがりくねった道をのぼって、バスは山の中を走って行く。滋賀県でいえば、ちょうど瀬田の「文化ゾーン」の様だ。「文化ゾーン」は、大学病院や学校や県立図書館や県立美術館のある場所である。

 説明会30分前に着いた。トイレに行くと、個室に昔子どもに持たせていた警報器がくくられ、ぶら下がっていたので暗い気持ちになる。コンビニでおにぎりなどを買い、そそくさとベンチで食べる。こんなに遠くまで来て、ベンチでコンビニ・・・ちょっと悲しい。でも観光目的じゃないからね。

 大教室にもかかわらず、会場は満員でかろうじて着席できた。遅刻するひとたちもいて、説明会はずれ込み、先生の話も学生さんのプレゼンもなにかピンとこず、場違い感を満喫した。

 もとより現在の彼女が志望するには浪人必須な難関大学なのだが、彼女が大学に求めているのは自分に合っているか、ピンとくるかという部分で、偏差値ではない。と、彼女が担任や受験指導の先生に語ると、最初カルチャーショックを受けられるようだが、畳み掛けるように説明すると、斬新な話に驚きつつも半分納得してくださるそうだ。さすがミッション系学校の先生だ。

 会場を出てすぐ、「ウチ、受験せえへんし」と宣言した。どうやら私と思いを同じにしていたらしい。「どうもウチには、賢い大学は合わへんみたいや」

 ただ、彼女を惹き付けた海外への援助や協力についての学生サポート?についてはやはり聞きたかったらしく、別棟のコーナーに向かう。暑い中さんざん歩いてたどり着いた場所で質問するも、けんもほろろな対応にがっかりする。まあ、確かに大学の本質とはかけはなれた傍流というか辺境の話だから、しょうがないといえば、しょうがないけど。

 その上、恐ろしく暗い目をした女子高生とすれ違い、ますます気持ちが萎えることに。まさに「ずちなし」「あいなし」「いぶせし」と三拍子そろいぶみだ(笑)

 それでも現地に足を運ばなければ、無謀なチャレンジをした上、いままでの受験計画を総崩れにしてしまったかもしれず、キャンパス訪問は大成功といえよう。

 ヒマを持て余していた案内係の男子学生たちより、「近くのおいしいお好み焼き屋さんと、そこへの道順」情報を仕入れ、大学を後にした。