過ぎ行く夏
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8月に仏壇に備えるのは、例の派手に着色した蓮だの菊だののお干菓子だ。お盆だからと「前例に従った」のだ。あるいは「皆と同じに」無難にまとめたというか。「前例」って自分で作ったんだけどね。
でも、のちのち食べる気にはならないし、安っぽいし、ホントはずっと好きではなかったのだ。
今年は思い切って、老舗お菓子司「たねや」の「季節のお干菓子」にしてみた。
水面と枝豆と金魚のお菓子。実は複雑な金魚より、シンプルな枝豆の方が、型作りに苦心されたのではないだろうか。水茎焼きの銘々皿には、たまたまだけど、うちの家紋である「桔梗」が描かれている。
たべるのが勿体ないくらい、きれいな夏の風物詩だ。来年からも、これでいってみよう。
口の中 金魚がとろけ 夏がゆく