まぬけなヤツら
先月Kちゃんに「今年はヤツをみかけへんな〜」と、ついうっかりしゃべってしまったら、まるで呼び出したようにヤツが出てきた。固有名詞でなく、Kちゃんとの隠語なのに、それでも登場してしまうヤツ。聞いていたのか? たぬき亭の暗い物置の物陰で?
あの多足亜門の節足動物だ。ウィキペディアによれば「脚の数が多く、運動性に富む捕食性の虫」である。俗に百(本)足と呼ばれているあれである。
昼間だったので、さまざまな武器と知恵を駆使して、大汗をかき退治することができた。あれから二度とあの場所には足を踏み入れていない。
しかし大捕り物だったのは、8月中この1件のみ。なんと幸いなるかな2012年の8月よ。
でも見たのは数回ある。
そのうち2件は不運にも(私たちには幸運にも!)なぜかぺっちゃんこの状態で発見された。死後かなりの間放置されていたようである。死因は不明だ。ナゾの殺人(虫)事件である。もちろん迷宮入りの未解決事件だ。解決したいとも思わない。
あと1件は、ゴキブリホイホイに誤って入った愚か者が1名。もう1件は10センチにも満たない赤ちゃんだったが、こちらも誤ってペットボトルに入り、つるつるすべって出られなくなり、焦っているところを、広島に行く直前の紙魚子(51)に発見され、蓋をしめられてしまった。
つまり、ことしはまぬけなヤツらの大豊作だったのだ! やっほう♪
・・・あ、しまった、ブログに書いてしまった。
ヤツは、「そういえばアイツ、今年はみーひんなー」と考えただけでも登場してしまうヤツだったのだ。う〜〜ん、この2日ほどは戦々恐々で暮らさねば。