おわらい人生すごろく
爆発した学園祭後の脱力感のさなかに、夏休み明けの模試の結果がかえってきたKちゃん。あんなに勉強したのに、衝撃的な結果だったらしい。
珍しくたいへん落ち込んで、いろんな先生たちに相談しまくった。進路指導の一番えらい(?)先生とか、塾の先生とか。結果、「夏の学習成果が出るのは10月。落ち込んでいる時間がもったいない。今回の結果はスルーして10月に再度考えよう」という結論に。
なるべくラクして大学に行きたい、という風潮に背を向ける反骨の人なので、指定校推薦は論外、渋々承諾して推薦でも受けるが、それだって倍率は高いから合格は難しい。
「Kちゃんは山にのぼるとき、みんなケーブル乗るのに、歩いて登る人やからなあ」と私が言うと、
「なにゆーてるの! ウチは足なんてラクなもん使わへんで。両手で逆立ちして登るんや!」
そんな谷底状態で、家庭科の時間にライフプランを書きましょう、という課題が出たらしい。あらゆる分野に興味のある(しかし恋愛には無関心で、恋バナ好きの女子と話が合わない)Kちゃんは、「さっぱりわからへん」ので自分の人生プランを「ネタ」にしてしまった。せっかく詳しい話を聞いたのに、残念ながら笑いすぎて忘れてしまった。
なんか40代で神になり、50代で天地創造し、80代で施設に入ってDJをする、みたいな感じだったと思う。
それを見た周りのクラスメイトは、自分もさっぱりわからへんし、書いて〜とKちゃんにリクエストする。頼まれたら断らないのがKちゃんだ。よっしゃよっしゃと書いてあげたそうだ。
そのなかのベストワークを聞き、夜中に爆笑。この才能、どっかで活かせそうなもんだけどなあ。あんまりおもしろいので、メモしておいた↓
20代 シジミになる
30代 アサリになる
40代 ハマグリになる
50代 オウム貝になる(リアルな絵付き)
60代 ホタテになる
70代 「私は貝になりたい」といい人生を終える。
家庭科の先生、職員室で爆笑したのではないでしょうか。バカな娘ですみませんねえ。