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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

礼拝堂にて

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 礼拝堂は事前に見学の予約をいれてもらっていたので、中に入ることもできた。いまだ現役で日常的に利用され、スタッフや患者さんが礼拝する、キリスト教の宗教施設である。

 礼拝堂への階段をあがり、優しい緑をふりかえる。

 入口から差し込む光も優しい。

 優しい気持ちになったところで献金

 柔和な光と、クリスマスのようなステンドグラスが、あたたかく出迎えてくれる。

 左右の窓と椅子は、とてもくつろいだ気分にさせてくれる。

 天井までも、シンプルながら居心地のよい抱擁感が漂っていた。

 幸福の四葉の意匠が入ったメインの灯り。

 ぬくもりのある木の長椅子には、三ッ葉の意匠が入っている。座席にはふかふかの座布団があり、お尻にも優しい。

 最前列より入口をみる。

 神のいます場所であり、壇上の聖職者の居場所はアーチに抜かれている。アーチはヴォーリズ建築の、重要な宗教的意味をこめたモチーフだ。

 古いけれど現役のオルガン。

 

 かつて使われた、暖房のための熱湯を循環させて暖をとるタイプのパイプヒーターが役目を終えた今もある。このパイプが壁と平行に設置できるように、窓の下にはあらかじめ用意された凹みが、設計時すでに作られているのだ。

 こういう繊細な配慮が、いかにもヴォーリズ建築らしい優しさなのだ。