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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

かぶら寿司スタート

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 午前中、お天気がよかったので畑のカブラを抜く。今年は巨大なものもあり、大豊作。これでお正月用の「かぶら寿司」を作るのだ。

 「かぶら寿司」は金沢の高級郷土料理である。婚家は元金沢人なので、おばあちゃん伝来のレシピで作成する。以前はおじいちゃん、おばあちゃん、私での共同作業だったが、手間ひまが半端なくかかるので、お年寄りメンバーが脱落した後のこの数年は、かぶら寿司空白期間となっていた。

 昨年は無職でフリーになった私が、初ソロでのかぶら寿司作成にアタックし、12月と1月の2回も作ってしまった。親戚も含めて、みんな(私も含む)かぶら寿司に飢えていたのだ。H氏など、馬のように食していた。「これさえあれば、毒蛇なんぞに用はない!」という桃屋クレオパトラ版CMのようだった。ちなみにクレオパトラが熱愛していたのは、瓶詰め「花らっきょ」だ。

 あのカブラのサクサク感、中に挟んだ生塩漬けのブリのさわやかなまったり感、発酵した麹のしゅわしゅわ感のハーモニーが、かぶら寿司の醍醐味である。金沢でおみやげ品として販売されているが、高価である上、家でつくったものと比較すると、まるで別物だ。

 ところで絵本「おおきなかぶ」では、カブはなかなか抜けなかったが、実際のところ実の半分以上が土の上に露出しているので、らくらく収穫出来る。一輪車にいっぱい抜いても、まだ畑が青々としている。かるく30個は抜いたが、びくともしない(ように見えた)。

 葉っぱを取り、土を落とす程度に洗う。あとで水道水の流水でも洗う。

 その後カブラをカットする。後日ブリ片をはさみこめるように切り込みを入れ、塩をふりながら大きな桶に蕪をつけこむ。予定としては、蕪が単独でしっかり漬かるのは1週間後だ。

 次はブリの塊を塩漬けにして冷蔵庫で寝かせることになるのだが、それは明日以降の仕事。