恒例の元旦
(1月1日の記事に年賀状の画像をアップしました)
お正月は恒例の京都詣で。お昼に家を出て、京都の手前の山科駅で下車し、地下鉄で東山まで。そこから徒歩で八坂神社を目指すが、さすがに元日の八坂神社周辺は混み合うこと混み合うこと。雑踏の中で志津屋でパンを買い、大谷の門をくぐるまでにランチとして完食する。
門までの心落ち着く参道の右手をふと見ると、祇園祭の鉾を模した高さ36mの「祇園閣」が見えた。浄土宗の寺院である大雲院(だいうんいん)の境内にある塔らしい(内部の見学は不可だが、ときには特別公開もされるそうだ)。
こんなに目を引く塔なのに、今回初めてその存在に気づいた。不覚。
ゆったりと緩やかな石畳を登る。正面にはなだらかな山、道の両側には松並木が続く。
しかし心穏やかになるべき参道に、心穏やかでない白髪の老人が、やっと歩く風情なのに、介助らしき付き添いの女性に切れ目無くわめきちらし続けていた。モノトーンながらオシャレを気取る風貌で、内田裕也にそっくり。いや、本人だといわれても納得するだろう。彼には本堂で再会することになる。
お経と御文の後、彼は理不尽な質問などをしつこく繰り出し、堂内に会した人たちは結構不愉快な思いをするのだったが、当然意に会さず。というか眼中になし。むしろ得意満面かも。
あまりの暴言に爆発した女子一名が、彼に反旗を翻す発言をしたが、彼女のパートナーらしき男性に静かに制される。その後、本日の説法担当のお坊さまがやんわりと収束された。
そんな椿事が勃発したが、H氏によれば「あのジーサン、去年も来とったなー。指にギラギラの指輪いっぱいはめて、派手な身なりやったし目立ってたねん」。
ということは、来年も遭遇することになるかもしれないのかー。
参拝記念品をいただき、本堂を出て御廟で焼香をする。
時期ごとに変わるらしい花文字。今回は「如来」だった。いつもはそんなにいいとは思わなかったけど、今年はなぜかきれいに思えた。
その後、京都の町を徘徊する。その話はまた明日に。