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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

恒例の元旦

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 (1月1日の記事に年賀状の画像をアップしました)

お正月は恒例の京都詣で。お昼に家を出て、京都の手前の山科駅で下車し、地下鉄で東山まで。そこから徒歩で八坂神社を目指すが、さすがに元日の八坂神社周辺は混み合うこと混み合うこと。雑踏の中で志津屋でパンを買い、大谷の門をくぐるまでにランチとして完食する。

 門までの心落ち着く参道の右手をふと見ると、祇園祭の鉾を模した高さ36mの「祇園閣」が見えた。浄土宗の寺院である大雲院(だいうんいん)の境内にある塔らしい(内部の見学は不可だが、ときには特別公開もされるそうだ)。

 こんなに目を引く塔なのに、今回初めてその存在に気づいた。不覚。

 ゆったりと緩やかな石畳を登る。正面にはなだらかな山、道の両側には松並木が続く。

 しかし心穏やかになるべき参道に、心穏やかでない白髪の老人が、やっと歩く風情なのに、介助らしき付き添いの女性に切れ目無くわめきちらし続けていた。モノトーンながらオシャレを気取る風貌で、内田裕也にそっくり。いや、本人だといわれても納得するだろう。彼には本堂で再会することになる。

 お経と御文の後、彼は理不尽な質問などをしつこく繰り出し、堂内に会した人たちは結構不愉快な思いをするのだったが、当然意に会さず。というか眼中になし。むしろ得意満面かも。

 あまりの暴言に爆発した女子一名が、彼に反旗を翻す発言をしたが、彼女のパートナーらしき男性に静かに制される。その後、本日の説法担当のお坊さまがやんわりと収束された。

 そんな椿事が勃発したが、H氏によれば「あのジーサン、去年も来とったなー。指にギラギラの指輪いっぱいはめて、派手な身なりやったし目立ってたねん」。

 ということは、来年も遭遇することになるかもしれないのかー。

 参拝記念品をいただき、本堂を出て御廟で焼香をする。

 時期ごとに変わるらしい花文字。今回は「如来」だった。いつもはそんなにいいとは思わなかったけど、今年はなぜかきれいに思えた。

 その後、京都の町を徘徊する。その話はまた明日に。